オランの日常 ソードワールド日常掲示板
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記事No : 12043
タイトル 老の教え
投稿日: 2018/06/05(Tue) 23:24:57
投稿者クロムウェル
参照先http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=588

>「そのグレートソード、お主に合いそうだの」


「む、貴殿は…」


不意に声をかけられる。
店の薄暗さを除いても、憶えのない顔の御仁だ。


>「この店、なかなかの職人を揃えておる。
> 見てみい、このマンゴーシュを。
> 強度を最高水準で保つこの曲線。
> 受けのためのシールドの強度と取り回しの○▼※△☆▲※◎★●


「はぁ。
 いや、確かに…」


単に世間話の相手を求められているのか、それとも自己紹介からすべきか。
考えている間にも相手、どこか眠たげな目をしたドワーフ殿は語り続ける。
寡黙にして頑固、だが駆け引きにも優れるという、私がミードで出会ったドワーフたちとは
また一風変わった人物であるようだ。

なんとか口を挟む隙間を見出そうと、じりじりとして待つ。


>「うむ、済まぬのう。
> こちらのことを話しても詮無きことであった。


「いえ、貴重なお話で――」


いまだ!……と、会話の主導権を得んとして切り出す。
だが踏み込みが甘い!


> そのお主の手にしたグレートソード、握りと刀身の見事なバランス。
> 振り下ろされる勢いに合わせて計算されつくした刃の鋭さ。
> 何度振り下ろしても欠けぬ強度。
> それだけの鉄を打つことは容易ではない。
> 拙僧も職人の端くれとして云々」


「はい…
 はい…
 ええ、本当に…」


結局、会話の第二ラウンドにおいても先制を奪われた私は、
ふたたび水車小屋の杵よろしく相槌を打つ機械と化すのであった。

この御仁、できる…!


>「いや済まぬ。
> お主も武器を愛する者と思うてつい、の。
> いや、戦士にとって武器は命。
> 他者が口を挟むことではない、とは頭では分かっておるのだがの、ファファファ」

>大きく笑い、がっしと戦士殿の手を取る。


「いえ、勉強になりました」


こちらもガシリと握り返し、人としての経験を積めたことへの感謝を伝える。
思えば我が騎士道の師、祖父からも『ぼんやりするな』とよく叱られていたものだった。
皆が豊かな髭蓄えるドワーフ族は、人間からは年の頃も分かりづらいが、
しかしこの武器への厚い見識……彼もまた、祖父の如き年の功の持ち主なのやも知れぬ。

年長者には敬意を払う、それもまた祖父の教えた騎士道だ。


>「今は叶わずとも、お主のごとき男であらば、いずれ必ず終生の友と呼べる武具と出会えよう。
> お主に良き武具との出会いがあらんことを」


「はい。
 ご老台もまた」


会釈をし、その場を離れる……やはり剣を持とうと、内心に決意を秘めながら。


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-PLスキュラ-
ト○ネコ…!?と、イラストを見て思い、
そして大量の武器装備品を見てその認識を確かなものにしたスキュラです。
おいでいただき感謝感謝!


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