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記事No : 12033
タイトル 通り雨(6/1 噴水広場)
投稿日: 2018/06/01(Fri) 16:09:49
投稿者デュドネ

郊外に庵を構えてから、すでに季節は初夏を過ぎた。
魔法生物もエルフも、時間に頓着しない種族としては共通していて、一旦街を離れると時間の感覚のズレが甚だしい。
森に引きこもる同朋たちとこれでは変わらないではないか。
多少の危機感と、必要物資の買い出しのために街に出たものの。
大通りを歩いていると、雨が降り出した。
今日は降るまいという予測は完全に外れた。
狼耳を隠すためにフードはかぶりっぱなしであるから、私自身に問題はないのだが、物資が濡れる。
特に小麦は濡れると良くない。


「やれやれ」

噴水広場で木陰に入る。
おそらく通り雨だろうから、やり過ごすとしよう。

「上空のシルフの動きを読み損ねたか。
 精進が足りんな」

重く立ち込めた黒い雲。
目を遠くにやれば、晴れ間すら見える。
天気は気紛れだが、流れを読めばある程度は予測できる、はずなのだが。


 「げこ」


鳴き声に釣られてそちらを見れば、小麦を詰めた袋に、アマガエルが一匹乗っていた。

「君に雨宿りは必要ないだろう」

雨に釣られて草むらから出てきたのか、彼は喉を震わせてころころと音を立てている。

「ちょうどいい。
 退屈しのぎに君の歌を聴かせてもらおうか」

ふっと微笑んで、雨の音に混じる軽やかな声に、私は4つの耳を傾けた。




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PLより:
そろそろ冒険もしたいのでリハビリリハビリ


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