記事No | : 12003 |
タイトル | : 誘惑 |
投稿日 | : 2017/12/09(Sat) 23:59:05 |
投稿者 | : シオン |
>「やぁ、ご両人」
>「こんにちは、デュドネさん。」
「デュドネ。難儀そうだな。」
街中ではフードを被っている剣士に苦笑しながら返す。
俺達の”呪い”の影響の中で、デュドネがある意味一番被害が大きい。
>「君たちは広場に行くのか?
> 私はワインを探していたのだが、どうやらないみたいでね。
> 諦めて香草亭に行こうかと思っていたところだよ」
>「そうですね、まずはこの荷物をどうにかしなければなりませんから。」
デュドネと会話するエリーに変わり、2杯分の豆茶の代金を支払う。
>「後で、お邪魔するかもしれないわ。
> その時は、よろしくね。」
「・・・そうだな。これだけ寒い日にはホットワインなんかもいいだろう」
一瞬で雰囲気の変わったエリシアにちらりと視線を移した後、デュドネに声をかける。
>「贈り物には良い日だな」
「何、この間の礼だよ。」
こんな機会でもなければ、贈り物を探すにも苦労しただろう・・・
こういう事は慣れないものだ。
・・・そういえば、最初にあったのはあの大宴会だったな。
あの時は確か、
「エリー・・・ただし飲むなら一杯だけ、な。」
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PL
酒乱エリーを止める図