オランの日常 ソードワールド日常掲示板
このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment

[記事リスト] [新着記事] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

記事No : 11959
タイトル 幻惑
投稿日: 2017/10/12(Thu) 09:18:51
投稿者シオン

 
> 「──シオン」

リュシートに名を呼ばれ右手を掴まれた感覚で、俺は我に返る。
さっきまではまるで海の底へと吸い込まれていくような、思考に靄が懸っていたような・・・

心配気なリュシートの表情が、俺の眼に映った。


> 「……なにか見えたかい?
>  でも、そっちはあんたの世界じゃない、あんたはまだ行っちゃだめだ。
>  あんたまでおれを置いてっちゃだめだよ、シオン」

「すまない。あの船での出来事が見えたような気がしてな。

 ・・・レプラコーンにでも惑わされていたらしい」


あるいは、歌声で魅了して海の底に招く伝説の魔女――

目の前の森妖精の歌声もそれ程までに魅惑的ではあった―――


> 「おれはねえ、レクイエムは苦手なんだ。こんな古くて短いの、ワンフレーズしか知らない」

リュシートはにっこりと笑って続ける
>
> 「そしてね、おれのこの歌にはジンクスがあるんだ。
>  虫の知らせだの胸騒ぎだのを感じて、おれが殊勝な気持ちでこの歌を捧げると、どういうわけかそいつは黄泉の国からあわてて帰ってきちまうのさ。
>  ひとりやふたりじゃないんだ、おかしいだろう?」

> 「……だから、お望みならいつか、あんた自身に捧げてやってもいいよ。
>  でもそれは、いまじゃない」

俺達とは違う時間の流れに居る存在。
彼が呼び戻したのは果たして何人いるのか。
そして、呼び戻せなかったのは、その何倍なのか・・・

「・・・なら、是非ともその時が来たらご自慢のレクイエムを聴かせてくれ」

リュシートに掴まれた腕はそのままに。
しばらく波の音に身を委ねる。


星のいつの間にか形を変えて、不吉を齎すものは何処かへと消えていた


-----
PL
そろそろデューちゃんに帰ってきてもらう為にこの辺りが落とし処でしょうかw


- 関連一覧ツリー (▼ をクリックするとツリー全体を一括表示します)

- 返信フォーム (この記事に返信する場合は下記フォームから投稿して下さい)
おなまえ
Eメール
subject 入力禁止
Title 入力禁止
Theme 入力禁止
タイトル
URL 入力禁止
URL
メッセージ   手動改行 強制改行 図表モード
メッセージには上記と同じURLを書き込まないで下さい
削除キー (英数字で8文字以内)
  プレビュー

- 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
処理 記事No 削除キー