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記事No : 11816
タイトル 蒼い剣の男
投稿日: 2016/12/26(Mon) 22:20:04
投稿者クロムウェル
参照先http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=588

>「久しいな、クロムウェル。
> 槍に宗旨替えか?

「む」

この声は、いつかの…構えた槍をそのまま、声のした方を見る。

>・・・余計なお世話かもしれんが、もっと腰を落として、身体全体で槍を扱うといい。」

そこに居たのはあの影のような男、シオンだった。
稽古にふけっていたとはいえ、こんな近くにくるまで気づかなかったとは。

「腰を落として、体全体で…」

そういえば昔、まだ子供だった私が槍を振るうのを見て
師でもあった祖父が同じようなことを言っていたのを思い出す。
そうだ、そうだったな。
忘れていた槍の扱いを徐々に取り戻していく。

「はっ」

ずん、と重い手応え。
体重を乗せた我が槍は枯れ木の樹皮を貫き、朽ちた内部にまで至った。
実戦なら鎧抜きに敵の腹を突くことが出来たかもしれない。
突き立った穂先を抜き、一呼吸し、残心。
幻の敵が倒れるを見届けた後、ゆっくりと構えを解く。

「ありがとうございます、シオンさん。
 安価な武器を求めたところ槍を勧められ、こうして鍛えなおしていました」

彼も稽古の途中だったのだろうか、携えた剣に目がいった。
それは美しい剣だった。
私が持つには軽すぎるだろうが、こんな剣が欲しいと率直に惹かれるものがあった。

「剣士デュドネの剣もそうでしたが、
 貴方の剣も相当な業物とお見受けします。
 うらやましい」

いい歳をした男がさもしい事をと余人は思うだろうが、
優れた武具を得たいというのは、すべての戦士に共通する願いだろうとも私は思う。
いつか私もあんな剣が欲しい。そしてその剣で…

(その剣で我が仇ともう一度、今度こそ)

…知らず、槍を持つ手に力が入る。
だが余計な力みは穂先を滑らせる。
もう一度息をつき、自然体をとる。

「もしお時間がありましたら、少し手合わせを願えませんか」

これから事を成すには、彼の纏う氷のような気配・冷静さも必要になるだろう。
彼の技とともに、その精神も盗みたい…そう思った私は、槍を低く構えた。


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-PLスキュラ-
いいですね、闘族。
私は相も変わらず迷走しています。
そして格上の盗賊に盗みを働こうとしてみたり。


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