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記事No : 11497
タイトル 可憐なる弾き手
投稿日: 2015/07/19(Sun) 17:11:19
投稿者デュドネ

幾人かに声をかけ、色よい返事をくれたのは、小柄な少女だった。
かと言って、年端もいかない、という風情ではない。
繕いは得意ではないのかもしれない、ほつれ糸のこぼれる服に、弦楽器を背負い、気のせいか、足音が薄い。

「ありがとうございます、私はデュドネ。
剣の腕を磨き、世を知るために森から出て来ました。
ロレッタ、とお呼びしても?」

ロレッタと名乗った華奢な少女は、冒険者なのだという。
私は少なからぬ驚きをもって、少女を見つめた。
私には人間を見抜く眼力はまだない。この少女が冒険者なのだとは、俄かに信じがたいことだった。だがそれは、彼女を愚弄していることに他ならず、私自身の見る目のなさを露呈していることに過ぎない。
私も冒険者なのか、と彼女は問う。

「そう・・・ですね。
私も冒険者です」

多少の気後れとともに、そう答えた。

ここです、とロレッタは扉を開けた。
女性に扉を開けさせるとは、なっていない。
だが私は、その恥ずべき自らの所業を忘れ、店の喧騒に目を白黒させていた。
ここが、冒険者の店。
なんという、好ましき混沌だろう。

「ロレッタ、貴女の親切にささやかな礼をさせて下さい。
昼食をごちそうさせて頂いても?
そして願わくば、貴女の奏でる音を聴いてみたい」

空いているテーブルを見つけ、椅子を引き、彼女を促す。
私の王都での初日は、とても良い出会いに恵まれたようだった。


-------
PLより

わーい、なすさんありがとうございます!
折角なのでロレッタの演奏を聴きたいです!


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