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記事No : 11348
タイトル お手伝いしながら……
投稿日: 2014/11/18(Tue) 02:42:09
投稿者マルモン

マーファ神殿に一年の感謝と来年の豊作を願い、
様々な農産物が収められたことから始まった収穫祭。
ヴェーナー侍祭の私には全くの無関係の祭りだが、マーファのバザーにお手伝いとして参加していた。

「ちっとも減らないなあ……」
私の役割は使用済の食器を洗うこと。
奉納品から作られたスープは評判がいいようで、洗っても洗っても目の前に積み上げあられた皿がなくなることはなかった。
色々な陶器の皿が見られると踏んでここに希望を出したのだが、甘い目論見だったようだ。
忙しいのもあるが、皿のほとんどが木製で陶器はごくわずかでありふれたものばかり。
思いがけないところに掘り出し物がある、などと力説していた徒弟時代の友人に騙された気分になる。

「しかし、転んでもただでは起きませんよ」
懐に忍ばせておいた皿を取り出す。
薄い褐色の地肌に淡緑色の釉が皿の縁を染めるシンプルなもので、
頼まれて作ったが完成直後にあったゴタゴタで引き取り手がいなくなったいわくつきのものだ。
新たな引き取り手が現れないまま手元においていたが、いまのところ使い道がない。
とはいえ壊すのは忍びないので……

「使われてこその陶器。お前はここで新たな人生を歩み始めるんだ」
丹念に自ら作った皿を洗い、何枚か積み上げてある陶器の皿のなかに潜り込ませた。 

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@PL
お手伝いしながら自作の陶器を世に知らしめようとする陶工兼侍祭。


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