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タイトルMental imagery(秋 四つ葉砦)
記事No12122
投稿日: 2018/11/08(Thu) 12:36:20
投稿者アース
オラン北郊外─。

エストン山脈を源流とするハザード川は、蛇行を繰り返して南へと進み、
その内側は、堆積した砂地となっている。

走り込みを行えば、より足腰を鍛えることができ、
堅い石畳のように関節を痛めることもない。 鍛錬には最適の場所だ。


「ハッ、ハッ、ハッ・・・!」

日課の走り込みを終えて、肩に担いだ砂袋を地面へと落とす。


「ふぅ、動くとまだまだ暑いな。
 これなら、干しておいた装備もそろそろ乾いた頃かな。」

午前中の鍛錬に一区切りつけ、川辺の林に建つ小屋へ向かう。

小屋の名は、四つ葉砦─。
数年前、四人の冒険者によって建てられた樹上の家だ。



    *    *    *



縄梯子を登り、枝にかけておいたグラブとブーツに手をあててみると、
このところ続く秋の陽気に、もうすっかりと乾いている。

品質保持の魔力なのか、海中から持ち帰ったとは思えないほど状態はよく、
これなら塩抜きも不要だったかもしれない。

「どうも魔法の武具には慣れないな。」


扱いに慣れていないこともそうだが、
自身の身体で戦う戦士としては、魔法の武具に頼ることへも若干の抵抗がある。
その力に依存して、戦士としての本分を見失いたくない。

「特に、このブーツには気をつけたいところだ。」




「まぁ、でも使い方ひとつか。」

左手にオープンフィンガーの革手袋をはめる。

パリー・グラブ─。

携行性に目が行くが、このグラブの利点は、敵の攻撃を前で捌けるところにある。
攻撃を受け止めなくていい分、より攻撃的に守ることができ、
当然、斬り返しも速くなる。

「実体のある盾じゃ、こんな取り回し方はできないからな。」




「蛮剣は質感が変わったな。材質が硬化したみたいだ。」

試しに薪を地面にたて、軽く剣を振り下ろすと、
殆ど抵抗を感じることなく、薪はスッと二つに割れて倒れた。

「あとは自分しだいだな。」




これだけの報酬を受け取ってしまったが、先の戦いは酷い内容だった。
特に、あの砂竜との戦い。

敵の巨体に惑わされ、戦闘において最も重要な距離感を狂わされてしまった。
なにしろ、相手は身体を少し捻るだけで、間合いが自在に変化するのだ。

「人型の魔物なら、相手の動きも予測がつくんだけどな。」



そこへいくと、デュドネの戦い方は見事だった。
あの鋭い突撃─。 あれだけ思い切り飛び込めば、間合いや距離感は関係ない。

よほど繰り返したのだろう、あの戦い方を、完全に自分ものにしていた。

「腕の立つ仲間と組むと得るものが多いな。」



とはいえ、自分に同じ戦い方ができるわけではない。

人型でない魔物に苦戦するのであれば、
経験を積んで、対応できるようになっていくしかないだろう。

「さぁ、稽古を再開するか。

 砂竜のイメージは、しっかり頭に残っている。
 繰り返し戦っておこう!」



PLより───────────────────────────────


ひとまず冒険者レベルを上げて、打たれ弱さを補強。

数年の空白期間があるので、新しい技能を覚えるなら今がチャンスだけど、
プリーストはキャラじゃないし、シャーマンはサルと被る…。

この先は、セージとレンジャーを上げていくか。

タイトル怠惰と惰眠の妖精
記事No12123
投稿日: 2018/11/09(Fri) 14:06:52
投稿者リュシート

「やっぱりここか、アース」

 アースがいない間。
 たまにはここに来ていたけど、やがて、ここでだれかと出くわすこともみるみる減ってゆき。
 いまじゃ、この小屋の存在を知ってる者もほとんどいない。
 ……でもこうして、四ツ葉のうちの双葉がまたここに集うのは、喜ばしいことじゃないか。

 のんびりと歩み寄って、木の根元に座り込む。

「ああ、別に用があるわけじゃない、ただの散歩。
 稽古の邪魔はしないから気にしないでどうぞ」

 たとえば、この王都で、アース見なかった?って冒険者連中に聞いたとする。
 ミノ亭の裏で桶でなんかしてたとか、いつもの川っぺりで走ったとか、森で薪割りしてたとか、そりゃもういろんなのが出てくる。
 ……ほんとに、ほんの一呼吸ですら、無駄にしないやつなんだ。ぼけっと寝そべってるところなんて、いっぺんも見たことがない。

 ……一方おれの方は、こんな風にふらっと現れて、そばにぼけっと座り込んで、なにをするでもなくそれをながめてようってわけだけれども。

 
「……………手持ち無沙汰で、ヒマなんだ……」

 聞かれてないけどつぶやく。

 ほら。ないから。楽器が。
 いままでは、あれさえ持って、適当につまびいてれば、あちこちでありがたがってもらえてたのに。
 ここにいるのは、あのファビュラスでマーベラスな詩人じゃあない、ただの野良エルフってわけ。

「いや、ヒマどころかさ。
 あの日の出来事、──あの彼女のことを、
 夢みたいに、思い浮かべたり想像してるだけでね、時間なんかあっという間さ。
 はたからは、ぼけっと宙を見てるだけで1日過ごしてるように見えるんだろうけど」

 それは、ほんとう。

「……まあ、だから、おれはおれで、ここで忙しくやってるから。
 気にしないで、アースはそっちで好きなだけ稽古でもしててくれ」


 ああ、天気いいね。
 木陰で寝そべるのにうってつけの秋の日。


──────────────────────────────────────────
ロビン@PL:
レベルアップ、おめでとうございます!
この野良エルフ、たぶんこのまま居眠りすると思います(笑)

タイトル双葉
記事No12124
投稿日: 2018/11/12(Mon) 18:38:02
投稿者アース
「やぁ、リュシート!」

冒険者たちの憩いの場になっていた四ツ葉砦も、使われなくなって久しいと聞いていた。
それでも小屋が傷んでいないのは、誰かさんが手入れをしてくれていたということ。

「そのうち、ここで顔を合わすだろうと思っていたよ。」



>「ああ、別に用があるわけじゃない、ただの散歩。
> 稽古の邪魔はしないから気にしないでどうぞ」

「あぁ、ゴメン。
 集中をきらしたくないんだ、ちょっと待ってて。」

集中力しだいで鍛錬の効果には違いがでてくる。
リュシートには申し訳ないけど、少しだけ待ってもらおう。



>「……………手持ち無沙汰で、ヒマなんだ……」

「まったくだよ。
 ハープがあれば、集中力が高まるような音楽を奏でてもらえたのに。」

苦笑いで答える。

帰りの船から、ずっとこの調子。
ここへ来たのも、きっとそのことを話しにきたんだろう。



    *    *    *



>「……まあ、だから、おれはおれで、ここで忙しくやってるから。
> 気にしないで、アースはそっちで好きなだけ稽古でもしててくれ」

「お待たせ、リュシート!
 もう終ったよ。」

本当に呆けているだけで時間が過ぎてるみたいだ。
これは、そうとう重症だな。



「こういうのは人それぞれだから、俺から言えることは無いけどさ。
 聞くだけならできるから、気がすむまで話すといいよ。」

リュシートがうたた寝?している間に用意した薪に火をつける。


「はい、こんなものしかないけど。」

保存食の干し肉をお湯で戻し、辺りに生えていた香草を入れただけのスープ。
同じく保存食の乾パンを浸して食べると、まぁまぁ美味い。


「古代から生き続ける群青の君と、長命の森の妖精族─。
 俺とは時間の感覚が違うから、デュドネだったらもっと理解できるんだろうけど。」




PLより───────────────────────────────


>レベルアップ、おめでとうございます!

ありがとうございますー。
ルンマスと違って、できることは増えないけど、
また、リュシート&デュドネと冒険に行きたいと思って伸ばしてみました。

トレーニング3原理5原則の一つ、意識性の原則で剣の稽古がんばります!


惚気話、いくらでも聞きますよー。
屋外で過ごすにはいい季節なんで、アウトドア料理でも食べながら語っちゃいましょう。


皆さんも、どうぞ四ツ葉砦を活用してやってくださいねー。