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タイトル脱塩処理(秋 角なしミノタウロス亭)
記事No12121
投稿日: 2018/11/07(Wed) 12:56:30
投稿者アース
「ジョージさん、裏庭の桶をちょっと借りるよ。」

店主のジョージに一声かけ、桶を脇に抱えてハザード川へ向かう。



「この辺りなら、まだ汽水域だな。」

渡し場の桟橋から、川面に指を浸して一舐めする。
水はそれなりに塩からい。

「よし、大丈夫!」

桶一杯に海水を汲んで、再び角なしミノタウロス亭の裏庭へ戻る。

「冒険者仲間から聞いた噂話だけど、この機会に試してみるぞ。」



先の冒険で入手したグラブとブーツを桶の塩水につける。

又聞きの又聞きくらいの話だが、海中遺跡を調査研究する賢者によると、
長期間海水に浸かっていた遺物を真水で洗うと、水質の変化により却って劣化するのだそうだ。
まずは塩水に浸し、少しずつ濃度を薄めていくのが良いんだとか。

「古代王国期に沈んだ遺物だと3ヶ月程かけるそうだけど、そこまではできないな。
 状態も良さそうだし1週間もあれば十分か。」


魔法の武具には、それも不要なのかもしれないが、
どちらかというと、今回の塩抜きは好奇心によるところが大きい。

要は自分でもやってみたかったのだ。

「明日からは井戸の水を足して、桶の塩水を薄めていこう。」



PLより───────────────────────────────


品質保持がかかっているので必要ないんですけど、
せっかくの海中セッションだったので、海洋考古学的な後日譚。

レベルアップの修行日記も書かなければ。