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【終了】少年よ覚悟を示せ
日時: 2015/05/26 12:50:08
名前: 紫音@GM  < >

「やるしか・・・やるしかないのかよっ!」

晴れて冒険者となった少年が、迷ったり迷わなかったりする物語。

・ピピ@太刀風さん(PR2RN1)
http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=538

・シェフィーリア@りんさん(RN3SH3BD3SG3)
http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=481

・エーリアン@あまとうさん(FT3SG1PR1)
http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=537

・リュナ@フィーナさん(TH2RN2BD2)
http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=549

※セッション会議室はこちら(左のメニューの「セッション用会議室へ」からも行けます。
 ↓
http://bbs.swordworldweb.net/kyouyou-soudan/wforum.cgi?no=14704&a ..... amp;page=0

↓ 砦の見取り図と思われるもの

【2019/10/23 01:48:26 投稿者修正】
メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |

キュアスタンバイ ( No.109 )
日時: 2015/07/27 11:52:37
名前: ピピ 

エリックの後方3mで、行動遅延。
キュア待ちです。ケガしなければキャンセルします。

太刀風@ピピ : 回避(平目) 2D6 → 2 + 2 = 4 (07/27-11:45:10)
太刀風@ピピ : 防御 3 = 1 (4 + 1 = 5) + 【2】 キーNo. : 7 (07/27-11:46:09)
太刀風@ピピ : 予備1 2D6 → 6 + 5 = 11 (07/27-11:46:23)
太刀風@ピピ : 予備2 2D6 → 3 + 3 = 6 (07/27-11:46:32)
メンテ
1R ( No.110 )
日時: 2015/07/27 13:02:56
名前: 紫音@GM  < >

>「…やっぱりお前だったか、オグル」

「ああ。やっぱり気付いていたのか。」

アンタは油断ならないからな、と冷静にエーリアンを見つめるオグル。
その表情からは何も読み取れない。



オグルとエリックを見守っていたリュナが、オグルの言葉に我慢が出来なくなり一言ばかみたいと呟く。
それが導火線となり、リュナはオグルへと食って掛かった。

>「…あなたがどういう人生を送ってきて、どういう経緯でこの考えにたどり着いたかは知りません。少なくとも、良い人生ではなかったのでしょう。
> …でも、だからって自分の考えを投げ捨てて、人の言うことを全部聞く人になるんですか?

> あなたはただ逃げてるだけじゃないですか。考えを放棄して言いなりになって、立ち向かっていると思い込ませて。

> その結果がこれじゃないですか。あなたは人の信頼も分からなくなってしまったんですか?
> 確かに人は裏切ったり、傷つけたりする人が多いです。けど、世の中の人はそんな人ばかりじゃない。
> あなたを心から大事に思ってくれる人や信頼してくれる人がいる。だって、人は本当にいろんな人がいるもの。
> 現にエリック君はあなたを信用していました。兄と呼ぶほどに。

> そんな大事なことまで分かんなくなっちゃったんですか。」

「言ってくれる・・・だが勘違いしてるな?

 オレにはオレの考えがあって、この仕事を引き受けている。
 言いなりになってなんかはいないさ。
 
 ・・・人には生まれ持った性分ってものがある。
 誰もがアンタのように裏の世界で生きていける訳じゃない。

 オレは、オレの意志でここに居る。

 何かを守る為には、何かを犠牲にしなきゃいけない時があるって事さ。 
 ・・・それが例え、自分を信用している奴でもな。」

どうしようも無い事だってあるのさ。と呟くオグル。
リュナの瞳に映るその姿は、何処か悲しげにも見えた。 


>「オグル、お前がそっち側ならそれはそれでいい。
> こういう仕事だ、こういうこともあるさ…だがな!
> 俺の剣の意味、知らないとは言わせない…立ちふさがるなら切り捨てる」

「あぁ、知っているさ。
 だが、こちらにも事情があるんでな。」

エーリアンの言葉をまっすぐ受け止めるオグル。
その眼には迷いは無い。
立ちふさがる者は斬る、エーリアンの言葉をそのまま返していた。



>「・・・くそっ!
> やるしか・・・やるしかないのかよぉぉぉぉっ!!」

>「別にやらなくてもいいのよ」

「え?」

シェフィに肩を叩かれ、エリックは少し我に返る。
それでもまだ、戸惑いの色は隠せないエリックに、シェフィは言葉を続ける。

>「辛いなら、エーリアンに任せなさい。
> ……違うわね。

> エリック君は、幹部を倒して。まずは確実に、数を減らしましょう」

「あ、ああ。」

そうシェフィには強がって答えるが、まだエリックは平静さを取り戻せてはいない。
そこにエーリアンが自分の剣を差し出す。

>「エリック!これを使いな!
> その剣がお前を守ってくれる。
> 今のお前なら使いこなせるだろう…やれるな?」

「これは・・・」

剣を受け取るエリック。その手は震えていた。
その心の迷いを感じたエーリアンの檄が飛ぶ。

>「俺との訓練を思いだすんだ、お前は何の為にその剣を振るう?
> お前の剣の意味を、お前の覚悟を…見せてくれ」

「何の為に・・・俺は・・・」

エーリアンの剣を見つめるエリック―――

「・・・俺の目指す剣は、活人剣だ。」

人を生かす為に、剣を振るう。
そう顔を上げてオグルを見据えたエリックの瞳からは、迷いが消えていた。
鞘から剣を抜き、幹部と思わしき男に向かい構える。

その前で大きく仁王立ちになり、クーデンを睨みつけるエーリアン。

>「俺が切る悪はテメェだ、クーデン」

「ククク・・・我が崇高な研究を悪と言うかこの愚民め!
 古代カストゥールの無限の魔力を取り戻せば、世界は平和になるというのに・・・この蛮族が!」

そう言い捨てて、オグルと幹部の背後に回り、石従者を呼び出そうとする。
クーデンを斬るには、まず手前の男達を倒すしかないとエーリアンは判断する。


>「オグルッ!まずはお前をぶっ飛ばすッ
> 覚悟しやがれ!俺は怒ってんだからな!」

「やれるものなら、やってみな!」


―――一同の殺気が膨らみ、そして弾けた。

リュナとエリックは幹部の男へと仕掛ける。
リュナの一撃は掠っただけで手傷を負わせる事は出来ない。
エリックの剣は男の肩を切り裂くが、傷は浅いようだ。
男の反撃を避ける。

そこにクーデンの暗黒神への祈りの力がエリックを襲う。
だが、不快な感覚にもエリックは耐えて見せた。

エリックの身に何も起こらない事に、怒るクーデン。

「バカな!バカな!!バカな!!!えぇい、もう一度だ!」

再び暗黒神へと祈りを捧げ始めた。



>『あの魔法使いの声を、奪ってくださいな』

シェフィはシルフへと声を振り絞り呼びかける。
風の乙女の影響下になったイゴートの詠唱は、途中で声にならない声となった。
彼は突然声が出せなくなった事に混乱した。


エーリアンはメイスを構え、力一杯オグルへと叩きつける。
その一撃を避けきれず、重い衝撃がオグルを襲う。

ふらつきながらもエーリアンに刃を向けてくるが、そんな一撃が当たるはずも無く余裕を持って避けられた。

>「この一発はブレンダンさんと俺達を裏切った分…
> もうグロッキーか?テメェの覚悟がその程度なのなら、このままぶっ倒れやがれ…!」

「かなり効いたが・・・ここで止める訳にはいかないんでな」

痛みに耐え、唇を強く噛み締めるオグル。
倒れないように堪えているのは明らかだった―――


- - -
GM
人間だとRPが盛り上がりやすい(ゴブとは違うのだよ

しかしGMの出目が悪すぎます・・・もう勝負がついた気もしますが2Rの宣言をお願いします。


1R結果

A20リュナ   幹部に攻撃→0ダメージ
A19シェフィ  イゴートに拡大ミュート→成功
A17エーリアン オグルに強打+2→13ダメージ
A15オグル   エーリアンに通常攻撃→外れ
A14エリック  幹部に攻撃→3ダメージ
A12クーデン  エリックにウーンズ→抵抗成功
A11幹部    エリックに通常攻撃→外れ
A00ピピ    キュア→キャンセル

A??イゴート  ストサバ召還→キャンセル


12:42:14 しおん@GM ≫ 固定値の方がよかったwww
12:42:06 しおん@GM ≫ はずれ。
12:40:57 しおん@GM ≫ オグル エリックに攻撃 2d6+5 <Dice:2D6[3,2]+5=10>
12:40:03 しおん@GM ≫ +3だよ・・・12点ダメ。瀕死
12:38:33 しおん@GM ≫ 回避+4だったけどどのみち命中 r19+5  <Dice:R19[2,1:1]+5=6>
12:37:11 しおん@GM ≫ オグル回避 2d6+5 <Dice:2D6[5,5]+5=15>
12:36:45 しおん@GM ≫ ちょ、おまw
12:36:38 しおん@GM ≫ イゴート抵抗(目標13 2d6 <Dice:2D6[4,1]=5>

※オグルはエーリアンに攻撃です。(打ち間違え)

1Rの結果、位置関係はこうなりました。
エリック達がダンゴ状態となっております。

ピピ    0m
シェフィ  0m

エリック  3m
リュナ   3m
幹部    3m
オグル   3m
エーリアン 3m

イゴート  10m
クーデン  10m

※ステータス
幹部   8/11
クーデン 12/12 7/12
イゴート ?/? ?/?※ミュート
オグル  3/16 14/14

エリック 13/13 12/12
ピピ    H16 M13
リュナ   H18 M29
シェフィ  H12 M13→04 
エーリアン H20 M08 

2R宣言
A23ピピ    ?
A20リュナ   ?
A19シェフィ  ?
A17エーリアン ?
A15オグル   エーリアンに通常攻撃
A14エリック  ?
A12クーデン  エリックにウーンズ
A11幹部    リュナに攻撃

A??イゴート  まごまごしている
メンテ
・・・ ( No.111 )
日時: 2015/07/28 20:45:18
名前: リュナ 

>「言ってくれる・・・だが勘違いしてるな?

> オレにはオレの考えがあって、この仕事を引き受けている。
> 言いなりになってなんかはいないさ。
 
> ・・・人には生まれ持った性分ってものがある。
> 誰もがアンタのように裏の世界で生きていける訳じゃない。

> オレは、オレの意志でここに居る。

> 何かを守る為には、何かを犠牲にしなきゃいけない時があるって事さ。 
> ・・・それが例え、自分を信用している奴でもな。」
「…。」

 どうしようも無い事だってあるのさ。と呟くオグルさんは悲しげに見えて、思わず黙ってしまう。
…多分この人はあまり私と変わらない。こんなこと本人に言ったら否定されてしまうのかもしれないけれど。
でも、根っこの部分は一緒だと思った。ただ生まれてくるところが違っただけ。

「…そうですね。」

 誰にも聞こえない声で小さく呟くと私は構え、幹部へとスピアを突きつけた。
けど、鎧に弾かれる。まぁ、予想通り。私は的を散らせればいい。倒せればもっといいんだけどね。

===============

PLより

 戦闘でわくわくが止まりません(笑)まぁ、ダメージは通りませんがね!

 このターンも幹部を殴りますよー。

ダイス

20:40:00 フィーナ@リュナ ≫ 幹部に攻撃! 2d6+5 <Dice:2D6[6,1]+5=12>
20:40:50 フィーナ@リュナ ≫ ダメージ r2@9+2 <Dice:R2@9[5,3:3]+2=5>
20:41:53 フィーナ@リュナ ≫ 攻撃回避 2d6+6 <Dice:2D6[5,2]+6=13>
20:42:40 フィーナ@リュナ ≫ 予備ダイス 2d6 <Dice:2D6[6,6]=12>
メンテ
キュアスタンバイ ( No.112 )
日時: 2015/07/29 13:28:41
名前: ピピ 

引き続き行動遅延でエリックへのキュアのスタンバイ。
ケガが無ければキャンセルします。


太刀風@ピピ : キュアウーンズの発動判定 2D6 → 2 + 6 = 8 (07/29-13:25:01)
太刀風@ピピ : 回復量 7 = 3 (4 + 2 = 6) + 【4】 キーNo. : 10 (07/29-13:25:48)
太刀風@ピピ : 予備1 2D6 → 2 + 5 = 7 (07/29-13:26:04)
太刀風@ピピ : 予備2 2D6 → 3 + 5 = 8 (07/29-13:26:15)
メンテ
悪の栄えたためしなし、ってね ( No.113 )
日時: 2015/07/29 22:40:28
名前: シェフィーリア 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=481

砦の中にはあまり風は吹いておらず、お姉さんにあたしの声は届きにくかったけれど。
けれどどこからともなく吹いた一陣の風が、イゴートから声を奪う。
そんなに長い時間、奪ってはおけないけれど、エーリアンのメイスが、エリック君とリュナちゃんの剣が、それよりもさらに早く、戦いを終わらせるだろう。

>「バカな!バカな!!バカな!!!えぇい、もう一度だ!」

「もう一度なんて、ないわ。だからエリック君は――渾身の力で、幹部を殴ってちょうだい」

なんでエリック君のおじさんが彼を虐げようとするのかはさっぱりわからないけれど、けれど、一つ分かってることがある。

今、あのひとは、恐怖に支配されている。

『烏さん、あのひとにやすらぎを』

眠ってしまえばいいわ。
目が覚めた時には、全てが終わっているから。

ほんの刹那、あたりを暗闇が覆った。

―――――
PL@りん;

魔法使いを一人ずつ無力化していくスタイル。
しかしだなクーデン、君がやるべきはエリックに攻撃するじゃなくてオグルを回復するだと思うんだ。

22:20:05 りん@シェフィ クーデンにシェイド。精神点は自前から 2d6+6 Dice:2D6[4,6]+6=16
22:20:45 りん@シェフィ 6ゾロ以外通るだろ r10@10+6 Dice:R10@10[6,5:6][4,2:3]+6=15


回った。
ここで回らなくていいのに。

えーとですね。
シェイド呼びだすと半径5mが暗闇に覆われるそうなので、そういう演出にしました。
中心がクーデンなので、エリック達は覆われません。すぐ晴れるけどね。

イゴート怖えんじゃねえかなあw

ダイス振った後に言うなよと思われますが、まあ2点削ればクーデンウーンズ言えなくなるので、私がファンブルかGMがクリティカルしない限りクーデンのウーンズは消えるんで、

エリックは強打+2するといいと思います。



【2015/07/29 22:41:29 投稿者修正】
メンテ
今を変えるのは ( No.114 )
日時: 2015/07/30 18:15:27
名前: エーリアン 

>「ククク・・・我が崇高な研究を悪と言うかこの愚民め!
> 古代カストゥールの無限の魔力を取り戻せば、世界は平和になるというのに・・・この蛮族が!」

野望、野望。どいつもこいつも熱心なことだ。
だが俺にとっちゃあまりにも滑稽で眠たい戯言だ。

俺は挑発するように吐き捨てる。

「おーう、そうだよ!俺は愚民平民一般市民だ!
 文句あんのかこの腰抜け野郎!」

クーデンを指さしながら買い言葉に売り言葉といった啖呵を切る。
ほぼ罵倒しているだけだが、更に口を動かし続ける。

「大体、お前も俺も生きてるのは今じゃねぇか!
 現状を変える力ってのは、過ぎ去った過去の遺産でもあやふやな未来の希望でもねぇ!
 今だけだ!今持ちえる能力が全てだ!
 
 最初から自分の力じゃなくて誰かの力にすがってるだけのテメェじゃ…
 この世界は一ミリも動かせねぇよ」

そうだ、今を変えることが出来るのは今を生きる命だけ。
逆を言えば、生きている限り何度でも立ち上がって、正しい方向に向かうことは出来る。

俺はそれを証明してみせる。
握りしめたメイスを更に強く握りしめ、満身創痍のオグルに構える。

「もういいだろ、休めよ…オグル」

その言葉とともに、意識を断つつもりでメイスを振り下ろした。

================
PL・何が古代の魔力じゃい!男だったら裸一貫で勝負せんか!
みたいなノリで罵倒するエーリアン。(何やら正統派の雰囲気が

体調不良で投稿が遅れてしまいました!

宣言はオグルに手加減攻撃
エリックは幹部に強打+2です

ダイス・
エーリアン
オグルに手加減攻撃 2d6+6 Dice:2D6[3,2]+6=11
外れたかな? とりあえず威力 R26@12+5 Dice:R26@12[3,6:8]+5=13
予備
2d6 Dice:2D6[6,3]=9
2d6 Dice:2D6[2,6]=8

エリック
幹部に強打+2するのです 2d6+4 Dice:2D6[3,2]+4=9
ぎりぎりあたった 威力 R17@10+6 Dice:R17@10[1,2:1]+6=7
予備
2d6 Dice:2D6[2,3]=5
2d6 Dice:2D6[4,2]=6


【2015/07/30 18:25:39 投稿者修正】
メンテ
2R ( No.115 )
日時: 2015/07/30 22:33:15
名前: 紫音@GM  < >

リュナの小槍はやはり幹部の男へ手傷を負わせる事が出来なかった。
だが、体勢を崩した隙に、エリックが力一杯剣を振り下ろす。
しかし、勢いがありすぎたのか、間合いが甘く、男へと決定打を与える事は出来なかった。

「この、糞ガキ共がぁ!」

リュナに切り掛かる男だったが、体勢を崩しながらの一撃がリュナに当たるはずは無かった。

「くそぉ・・・甘かったか」

今までの疲労もあるのだろう。オグルに対する焦りのような感情もあるのだろう。
荒くなった息を整えながらエリックは幹部の男を睨み付ける。



シェフィはエリックに指示を出しながら、クーデンを見る。
彼の心は恐怖に支配されていた。
あとは、ほんの少し、それを煽ってやるだけでよかった。

>『烏さん、あのひとにやすらぎを』

シェフィの呼びかけに応じ、あたりが一瞬暗闇に覆われる。
闇が消えた後には、クーデンが地面に倒れていた。

ただでさえ声が出せなくなり慌てているイゴートは、それを見た事により、更に混乱に拍車がかかった。



>「もういいだろ、休めよ…オグル」 

エーリアンの振るったメイスの一撃は、生け捕りにしようとした迷いが出たのか甘かったようだ。
オグルは身を捻って避ける。
そのまま勢いを加速させ、エーリアンを狙うが、これをエーリアンは余裕で見切ってみせた。

「言っただろう?・・・それは出来ないってな」

オグルの目から、戦意はまだ消えていなかった−−−


- - -
GM


2R結果

A20リュナ   幹部に攻撃→0ダメージ
A19シェフィ  クーデンにシェイド→抵抗突破14ダメージ(昏倒)
A17エーリアン オグルに手加減で攻撃→外れ
A15オグル   エーリアンに通常攻撃→外れ
A14エリック  幹部に強打+2→1ダメージ
A12クーデン  気絶
A11幹部    ピピに通常攻撃→外れ
A00ピピ    キュア→キャンセル

A??イゴート  まごまごしている

22:07:51 しおん@GM ≫ はずれ
22:06:44 しおん@GM ≫ オグル エーリアンに攻撃 2d6+5 <Dice:2D6[3,5]+5=13>
22:06:01 しおん@GM ≫ ここじゃないw
22:05:53 しおん@GM ≫ 2R オグル回避 2d6+4 <Dice:2D6[6,6]+4=16>


位置関係は変化なし。

ピピ    0m
シェフィ  0m

エリック  3m
リュナ   3m
幹部    3m
オグル   3m
エーリアン 3m

イゴート  10m
クーデン  10m

※ステータス
幹部   7/11
クーデン 12/12 0/12 ※気絶
イゴート ?/? ?/?※ミュート
オグル  3/16 14/14

エリック 13/13 12/12
ピピ    H16 M13
リュナ   H18 M29
シェフィ  H12 M04→02 
エーリアン H20 M08 

3R宣言
A23ピピ    ?
A20リュナ   ?
A19シェフィ  ?
A17エーリアン ?
A15オグル   エーリアンに通常攻撃
A14エリック  ?
A12クーデン  ※気絶
A11幹部    リュナに攻撃

A??イゴート  混乱している※ミュート残16R


〆切は、8/2 0:00 を目安とします
メンテ
確実に ( No.116 )
日時: 2015/07/31 22:18:31
名前: リュナ 

 予想通り幹部の攻撃は当たらない。でも、エリック君は焦っているようだった。
攻撃する前にエリック君に近づく。

「エリック君、短くてもいいから一回深呼吸しよう。焦ったり疲れたりする気持ちはわかるけど、落ち着かないと当たるものも当たらないよ。
 幹部の攻撃は私に来てるから、エリック君は当てることだけ考えて。」

そう囁くと、幹部目掛けて突進していった。

===============

PLより

 風邪はやってますね。エーリアンさん無理しないでくださいね。お大事に。

 やっぱりダメージ通らないなぁ・・・。

・ダイス

22:04:07 フィーナ@リュナ ≫ 幹部へ攻撃 2d6+5 <Dice:2D6[5,3]+5=13>
22:04:52 フィーナ@リュナ ≫ ダメージ r2@9+2 <Dice:R2@9[2,6:3]+2=5>
22:05:44 フィーナ@リュナ ≫ 回避 2d6+6 <Dice:2D6[2,4]+6=12>

【2015/07/31 22:19:08 投稿者修正】
メンテ
キュアスタンバイ ( No.117 )
日時: 2015/08/01 21:54:30
名前: ピピ 

行動遅延でエーリアンへのキュアスタンバイ。
ケガが無ければキャンセルします。

太刀風@ピピ : キュアウーンズの発動判定 2D6 → 5 + 3 = 8 (08/01-21:49:38)
太刀風@ピピ : 回復量 7 = 3 (3 + 3 = 6) + 【4】 キーNo. : 10 (08/01-21:50:10)
太刀風@ピピ : 予備1 2D6 → 3 + 2 = 5 (08/01-21:50:34)
太刀風@ピピ : 予備2 2D6 → 5 + 4 = 9 (08/01-21:50:40)
メンテ
ちあはーふえるふ ( No.118 )
日時: 2015/08/02 01:00:17
名前: シェフィーリア 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=481

あたしのお仕事はもうおしまい!
でいいとおもう。
あとは、エーリアンがオグルを落としてしまえば終わるだろう。

「ねぇ」

背負ったリュートを軽く爪弾いて、山賊の幹部に微笑みかける。

「もう終わりにしない?
 エリック君、その人と遊んでないで、オグルと決着をつけちゃいましょう」

応援してあげるから、と、弦を抑えて歌う。
あたしの歌はただの歌ではない。
パパの仲間のグラスランナーさんに教わった、これは戦うための歌。
戦士のための歌。




さあ、終わりにしましょう?


―――――
PL@りん;


という訳でモラルを歌います。他にやること本格的にない。
魔晶石割ってオグルにウィスプとかあれじゃんね。

エリックはオグルを攻撃して、オグル倒しちゃっていいと思うんだ。
死んだときは死んだとき。

00:51:40 りん@しぇふぃ さて本格的にやることなくなったのでモラルを歌う。達成値低ければ敵は抵抗できるから低くていい。 2d6+5 Dice:2D6[6,2]+5=13

達成値微妙すぎて、敵にも効いてそうだなあ。達成値8とかでいいのに。

あとついでに、あまとうさんのダイスだけはっつけておきます。

22:14:13 あまとう@エーリアン ダイスだけでも振るぞー
22:14:25 あまとう@エーリアン オグルに手加減攻撃 2d6+6 Dice:2D6[4,1]+6=11
22:14:32 あまとう@エーリアン だめっぽい
22:14:44 あまとう@エーリアン R26@12+7 Dice:R26@12[1,4:4]+7=11
22:14:55 あまとう@エーリアン 頭もダイスも冴えてない…
メンテ
決着 ( No.119 )
日時: 2015/08/02 23:53:29
名前: 紫音@GM  < >

>「エリック君、短くてもいいから一回深呼吸しよう。焦ったり疲れたりする気持ちはわかるけど、落ち着かないと当たるものも当たらないよ。
> 幹部の攻撃は私に来てるから、エリック君は当てることだけ考えて。」

「はぁ・・・はぁ・・・分かった」

エリックは深く息を吐き、呼吸を整える。

リュナはエリックに助言しながらもスピアで幹部の男に突撃する。
スピアは掠っただけで手傷は負わせなかったが、男の体勢を崩すのには十分だった。
幹部の男の手斧は、リュナの頭の上を大きく外れて振るわれた。



>「ねぇ」

もはや形勢が傾く事はないだろう。二人のルーンマスターを無力化したシェフィは、
背負ったリュートを軽く掻き鳴らし、幹部の男に微笑み降伏を呼びかけた。

>「もう終わりにしない?
> エリック君、その人と遊んでないで、オグルと決着をつけちゃいましょう」

そして、戦の歌の歌う。辺りには戦士達の気分を高揚させる音色が響き渡った。

「わかった。」

短くエリックは答え、オグルへと剣を構える。
呪歌によって、勇気が奮い立たされたせいか、今までの焦りの色はエリックからは消えていた。

「オグル…決着をつける!」
「いいだろう。来いよ!」

オグルはエーリアンのメイスの一撃をぎりぎりで見切り、返す刀でエーリアンの肩を斬りつける。
鎧の継ぎ目に入った一撃だったが、大した傷を与えた訳じゃない。

そのまま、オグルはエリックと対峙する−−−


じりじりと間合いを詰めていき、二人同時に剣を大上段に振りかぶる。そして、ほぼ同時に振り下ろした。

・・・ように見えた。

だが、オグルの剣はエリックに届く前に止まっていた。
エリックの一撃をオグルは避けようともせず、肩口から腰まで、袈裟切りにエリックの剣は鎧ごとオグルを切り裂く。

膝をつくオグルとそれを呆然と見つめるエリック。

「何で…何で避けなかった!?」

「避けなかったんじゃねぇよ。避けられなかったんだ…これで、いいのさ。
 強くなったな、エリック・・・お前は、間違えるな、よ…」

そう言い残し、地面に倒れるオグル。
その命の火は、燃え尽きていた。

「オグル…」

エリックは呆然とそのまま立ち尽くしていた−−−


それを見た幹部の男は武器を捨てて、両手を挙げる。
どうやら戦意を無くしたようだった。

そして、イゴートは踵の返し、門の方へと向かって走り出そうとしていた・・・




戦いが終わって、君達は屋敷の中を探索する。
一階は、食堂や厨房、執務室、寝室等があったが、めぼしい物は何も無かった。
リュナがロビーで見た気絶していた男は、いつの間にか居なくなっていたようだ。

二階へと上がると、また幾つか部屋がある。
一つはオグルが使っていたと思われる部屋。そこには、見覚えのあるあの食器類を包んでいた布だけが残されていた。
一つはクーデンが使っていたと思われる部屋。そこには、簡易の祭壇が作られており、ファラリスのシンボルが飾られていた。
一つは窓を締め切られていた部屋。エリックによれば、この部屋に監禁されていたようだ。引きちぎられた縄がそのまま床に置かれていた。
そして、一番奥にあったのは、実験室と思われる部屋。大量の動物の死骸と思われるものと、人間の死体。それは、エーリアンには見覚えがあった。
幹部の男と一緒に、脅迫状を渡しにきた内の一人だった。
男の額には、魔晶石と思われるものが埋め込まれていたが、他に参考になりそうな書物等は一切残されていなかった。


砦の中を探索しても、最初に盗まれたものは一切残っていないようだった。
特にめぼしいものも無い。

君達はそのまま砦を後にして、宿場町へと戻る事にした。
宿に着く頃には、日も傾き始めていた。


「エリック!!…皆さん、救出しに行って来て下さったのですね。
 なんて言っていいのか…本当に有難う御座います。」  

宿には交渉の準備を終えたブレンダンとパックの二人が既に到着していた。
君達とエリックの姿を見たブレンダンは、深々と頭を下げた−−−


- - -
GM
という訳で、戦闘終了条件の一つである「瀕死の状態でオグルとエリックが戦闘状態に入る。」を満たしたので、こういった結果になりました。
砦も一通り探索済。金目のものはありません(断言

3R結果

A20リュナ   幹部に攻撃→0ダメージ
A19シェフィ  モラル
A17エーリアン オグルに手加減で攻撃→外れ
A15オグル   エーリアンに通常攻撃→2ダメージ
A14エリック  ※イベント発生
A12クーデン  気絶
A11幹部    ピピに通常攻撃→外れ
A00ピピ    キュア→キャンセル

A??イゴート  遅延逃走

23:08:54 しおん@GM ≫ 2点ダメ 固いw
23:08:43 しおん@GM ≫ エーリアン防御 r22+3 <Dice:R22[2,6:6]+3=9>
23:08:14 しおん@GM ≫ 回らないから問題なし
23:07:54 しおん@GM ≫ モラルで+1だから当たりか。打撃 r19@10+5 <Dice:R19@10[2,6:6]+5=11>
23:06:25 しおん@GM ≫ エーリアン回避 2d6+4 <Dice:2D6[5,4]+4=13>
23:05:00 しおん@GM ≫ 一応処理 オグル攻撃 2d6+5 <Dice:2D6[2,6]+5=13>
23:03:06 しおん@GM ≫ 回避成功 よってイベント発生
23:02:28 しおん@GM ≫ 失敗攻撃+1 エーリアン回避 2d6+4 <Dice:2D6[6,3]+4=13>
23:01:31 しおん@GM ≫ オグル呪歌抵抗 2d6+5 <Dice:2D6[3,3]+5=11>

※ステータス
幹部   7/11 ※降伏
クーデン 12/12 0/12 ※気絶
イゴート ?/? ?/?※ミュート
オグル  0/16 14/14 ※死亡

エリック 13/13 12/12
ピピ    H16 M13
リュナ   H18 M29
シェフィ  H12 M13→02 
エーリアン H20 M08 


次の進行でラストとなる予定です。
取り急ぎ、幹部、イゴート、クーデンの処理をどうするのかを決めて下さい。

イゴートは、エーリアンが組み合うか、射撃での足狙いが成功すれば逃走を阻止して生け捕りに出来ます。
もしくは、そのまま倒してしまっても構いません。
倒す場合は一人一回射撃にて攻撃して下さい。
これに誤射はありません。
あえて逃がすというのも出来ます。

〆切は、8/5 0:00 を目安とします

【2015/08/03 07:18:56 投稿者修正】
メンテ
これにて終幕 ( No.120 )
日時: 2015/08/04 23:26:10
名前: シェフィーリア 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=481

エリック君の剣が、オグルを捉える。
あたしたちっていうかエーリアンがとどめを刺せればエリック君的にはよかったのかもしれないけれど、戦いの中ではそうも言ってられないことが多々ある。
それに多分だけれど、オグルとしてはエリック君に倒されてよかったんじゃないかしら?

「おつかれさま」

ぽん、と、エリック君の背中を叩いた。
その悲しみも、
その辛さも、
それは全部エリック君のもの。
エリック君だけの財産。

だからあたしは彼を軽くねぎらうにとどめる。

誰も殺したことのないあたしが、かけられる言葉なんてたかが知れてるもの。
妖魔は別よ。
ご飯になる動物と、ご飯をご飯にする動物も別。

エーリアンが走り、イゴートを捕える。

「そっちの山賊さんと一緒にロープで縛ってその辺にころがしておきましょう」

武装は解除しておけば、いいわよね。
危ないのであれば、エーリアンとエリック君の共同作業で気絶させてもいい。
砦の中の探索をする間だけだし。

……できればあたしは、休んでいたいけれど。
もうふらふらだ。

お姉さんたちの力を借り過ぎて、立っているのが辛い。

>「エリック!!…皆さん、救出しに行って来て下さったのですね。
> なんて言っていいのか…本当に有難う御座います。」 

「あたしたちが砦に踏み込んだ時には、エリック君は自分で脱出してきてましたよ」

彼は冒険者なのだ。
ただ助けを待つだけではなく、自分から行動することもできる。

「っていうかそうだよ! エリック君自分で逃げ出してきたんだよね。えらいえらい」

彼の頭に手を伸ばし、ぐりぐりと撫でてあげる。
そうだよ。
がんばったところは、ちゃんと褒めてあげないとね。
あたしお姉ちゃんだし!

―――――
PL@りん;


駄目だうまく書けないので殴り書き。

>取り急ぎ、幹部、イゴート、クーデンの処理をどうするのかを決めて下さい。

・幹部 面倒くさいから帰り道どこかでそっとウルフさんの餌になってもらう。
  適当に穴掘って適当に神様に祈りましょう。南無。
・イゴート 賢者の学院に売り飛ばしましょう。
  衛兵に突き出したら広く「やっぱり魔法使い怖い!」になりますがそうならないようにしたんですしボーナス下さい(笑顔
・クーデン エーリアンに任せる。シェフィかみさまわかんなーい
メンテ
男の決断 ( No.121 )
日時: 2015/08/05 00:02:12
名前: エーリアン 

お前は、間違えるな。

これが、オグルの最期の言葉だった。
崩れ落ちた肢体は二度と動くこともなく、その眼が光を映すこともない。

「…馬鹿野郎が、テメェが言ったって説得力がねぇじゃねぇか…!」

目線を地面に下ろし、やるせないといった表情で唸る。
いつもこうだ、誰かが死ぬ時はいつも。

「テメェはあの世で宜しくやってな、オグル。
 エリックは間違えねぇよ、こいつはもう立派な男なんだからな…」

エリックの隣に立ち、肩に手を添える。
別に慰めるわけじゃない、励ますわけでもない。
ただ、ポツリと諭すような言葉を掛ける。

「男には決断する時がある、どんなに辛くても必ず選ばなきゃならない。
 お前の決断とオグルの決断がぶつかり合って…お前が勝った。
 
 生き残った者は、倒れてしまった者の遺志を継いでいくことが出来る
 今はただ、前を向いて進まなくちゃならない。
 今は…送ってやろう、死せる者の魂を…だから泣くなエリック、心配かけたらオグルが成仏できないぜ」

オグルに目をやり、祈りを捧げた。
俺の祈りが何の役に立つものか、そんなことは分からなかったが。
せめて送ってやりたかった、一人の友人として。

祈りを捧げ終わると、視界の端に何かが駆けて行くのがはっきりと写った。
俺はそれに気づいた瞬間、全力でそれの後を追う。

イゴなんとかだ!

「おいテメェこのやろー!死者に祈り捧げてる時にスタコラサッサしてんじゃねーよ!
 テメェもまとめて送ってやろうかッ!オラァァァァァァァァァ!!!」

体格の差がズバリ駆ける速度の差につながる。
俺は逃げる背中にタックルでぶつかるように押さえ込む。
ドゴォ、そんな音が聞こえた非常に素晴らしいタックルだった。

「逃げられると思うなよ…?
 次逃げようとしたら生き埋めにしてやるからな」

指をパキパキと鳴らしながら凄んでみるも、表情こそヒドイものだが返事がない。

「おーい、聞いてんのかーイゴなんとか」

うろ覚えな名前を呼びながら、返事があるまで軽いビンタをお見舞いし続ける。
その後、仲間から精霊の力で喋れないと聞くまでビンタは続いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その後、死体に簡易的な埋葬を済ませ。
ブレンダンさんのところまで全員で帰還した。

「ちょっとスケジュールが変わったがエリックは無事だぜ!
 ほら、エリック、おやじさんを安心させてやりな」

>「エリック!!…皆さん、救出しに行って来て下さったのですね。
> なんて言っていいのか…本当に有難う御座います。」 
 
エリックの背を押し、家族の仲を再び取り持つ。
再びこうやって家族が再会出来たということは、とても喜ばしいことだ。
だが、まだやるべきことは残っている。

「ブレンダンさん、首謀者はこの男だ。
 クーデン、暗黒神の力を借りて何かを企ててたらしい」

そう言って後ろに縛り付けていた、男の体を地面に下ろす。
腕と足、更に口に猿轡まで付けておいたクーデンに抵抗の余地はない。

俺は判断を仰ぐつもりで居る。
悪をなした人間であっても、結果的に無抵抗になった人間を殺す気にはなれなかった。
慈悲じゃないし、甘いわけじゃない、これが俺の生き方なんだ。

「この男をどうするかは、ブレンダンさんに任せる。
 衛兵に突き出すなら突き出して、埋葬しろというなら埋葬する」

俺は残酷なことをしている。
だがエリックにも言ったように、男には決断する時が来る。
ブレンダンさんにとっては今がそうなのだろう。

俺は、ひたすらに返事を待つ。
決断の時を。

========================
PL・色々と遅れてごめんなさい!

幹部はおいていきましょう、運が良ければ生存できるよ。
何、いろいろあって生存し続けた幹部なら大丈夫!

イゴなんとかに組付き 2d6+5 Dice:2D6[6,4]+5=15
更にイゴなんとかに組み付いて、ビンタ祭りからの拘束して学院にパック経由で突き出します。
道中エーリアンの金属鎧を着せて嫌がら…魔法封じもいいかも。

クーデンは文中の通り、縛って猿轡もして何も出来ないようにして引きずり出します。
ブレンダンさんのお返事待ち!
メンテ
覚悟の先に ( No.122 )
日時: 2015/08/05 12:44:20
名前: 紫音@GM  < >

「オレは・・・人を・・・オグルを・・・」

初めて人を、しかも自分の知り合いの命を奪った事に、エリックは激しく動揺していた。
手にした剣を地面に落とし、がたがたと震えている。

>「おつかれさま」

エリックの肩をぽん、と叩くシェフィ。

「シェフィ姉ちゃん・・・」

それで少しだけ落ち着いたのだろうか、シェフィの方を向くエリックの目からは涙が零れていた。

>「テメェはあの世で宜しくやってな、オグル。
> エリックは間違えねぇよ、こいつはもう立派な男なんだからな…」

エリックの肩にそっと手を添えるエーリアンに、彼は顔を向けた。
エーリアンはポツリとそんなエリックに言葉を掛ける。

>「男には決断する時がある、どんなに辛くても必ず選ばなきゃならない。
> お前の決断とオグルの決断がぶつかり合って…お前が勝った。
 
> 生き残った者は、倒れてしまった者の遺志を継いでいくことが出来る
> 今はただ、前を向いて進まなくちゃならない。
> 今は…送ってやろう、死せる者の魂を…だから泣くなエリック、心配かけたらオグルが成仏できないぜ」

「わかった・・・」

それっきりエリックは口を閉じ、ただオグルに黙祷を捧げていた。
しばし、重い空気が辺りを包む。

やがて、じゃりと土を踏む音がして、イゴートが逃げようとしているのに気付き、エーリアンが全力で追いかける


>「おいテメェこのやろー!死者に祈り捧げてる時にスタコラサッサしてんじゃねーよ!
> テメェもまとめて送ってやろうかッ!オラァァァァァァァァァ!!!」

先程までの沈黙を破る絶叫。
金属鎧を着たエーリアンが全力疾走のまま体当たりをしかける。
勢いのついた金属の塊がぶつかってくれば、鍛えていないイゴートがそれをまともに受けきれる訳が無かった。

思いっきり吹き飛ばされるイゴート。

>「逃げられると思うなよ…?
> 次逃げようとしたら生き埋めにしてやるからな」

口をパクパクさせるだけのイゴート。
それに指を鳴らしながら近付くエーリアン。
イゴートの表情は恐怖で歪んでいた・・・

>「おーい、聞いてんのかーイゴなんとか」

返事をしないイゴートの頬を叩き続けるエーリアンはシルフの力によって彼が喋れない事を知らない。
シェフィからそれを聞いた頃には、イゴートは泡を吹いて気絶していた―――


そして、幹部の男とイゴート、クーデンは縛り上げられ、山賊達はここに放置される。

運がよければ誰かに見つかるかもしれない。
だが、恐らくは見つかる事はないだろう。
どのみち衛兵に突き出されても彼らの行く先は同じであった。

- - - - -


>「ちょっとスケジュールが変わったがエリックは無事だぜ!
> ほら、エリック、おやじさんを安心させてやりな」

「親父・・・迷惑かけてゴメン。」

エーリアンに促され、ブレンダンに頭を下げるエリック。
パックはそれを見て漢泣きしている。

>「あたしたちが砦に踏み込んだ時には、エリック君は自分で脱出してきてましたよ」

「そうでしたか・・・どうやら親として見てしまい過小評価していたのかもしれませんね。」

少し誇らしげな、そして少し寂しげなブレンダン。

>「っていうかそうだよ! エリック君自分で逃げ出してきたんだよね。えらいえらい」

「恥ずかしいよ、シェフィ姉ちゃん・・・」

子供扱いすんなよな!とエリックは恥ずかしそうに頭を掻く。


安堵の空気が流れるが、まだ処理しなければならない問題が残っていた。
エーリアンがその口火を切る。

>「ブレンダンさん、首謀者はこの男だ。
> クーデン、暗黒神の力を借りて何かを企ててたらしい」

「まさか・・・行方不明だと聞いていましたが、こんな所に居たとは・・・」

完全に拘束されたクーデンを見て、信じられないと思わずブレンダンの口から洩れる。
その様子を見るエーリアンだったが、彼に最後の判断を委ねる事にした。

>「この男をどうするかは、ブレンダンさんに任せる。
> 衛兵に突き出すなら突き出して、埋葬しろというなら埋葬する」

「わかりました。その前に・・・

 クーデン、何故こんな事をしたのです?」

猿轡を外し静かに問いかけるブレンダン。その表情は重い。

「貴様が!貴様が悪いんだ!!
 覚えてろよ。必ず貴様の全てを奪ってやるからなぁああああ!!!」

もはや、クーデンは狂気に堕ち会話にならない。
後は延々と笑い続けるだけだった。

「・・・もはや、人としての反省は期待出来そうにもありません。
 エーリアンさん。彼を楽にしてくれませんか?」

邪神と関わった者だ。これ以上何をするか分からない。
後々、家族に害を成す可能性は無くしておきたい。

ブレンダンは重々しい口調でそう決断する。

「妻とプリシスの妻の実家には、言わないでおく。
 いいな、エリック。」

「・・・あぁ、こんな事言えねぇよ・・・」

頷くエリックの表情は暗い。
二人の知人に裏切られたという思いがあるのかもしれない。
それを家族に背負わせるのも辛い事だろう


「それで、オグルは居ましたか?」

不安気にブレンダンが君達にそう尋ねるのは、彼なりに何か思うところがあるのかもしれない。





「そうですか。オグルも関係していたのですね・・・」

残念です、と肩を落とすブレンダン。
仕事を放り出すような人間では無い事は知っていたから、姿が見えなくなった時には、もしかしたらと思っていたそうだ。

「ともかく、これで全て終わりました。
 今回は本当にお世話になりました」

再度君達に頭を下げるブレンダン。
オランにて、残りの報酬を支払うという彼の言葉もあり、君達は着いていくことになった。



「・・・オレは覚悟していたつもりだったんだ。
 前に妖魔と戦った時に、シェフィ姉ちゃん達にも聞かれて、あるって答えて・・・
 命をかけて妖魔と戦って、倒して・・・だから大丈夫って思ってた。

 命を奪うって、事を。軽く考えてたのかもしれない・・・」

オランへの帰路でエリックが誰にともなく呟く。

「オグルが、さ。一緒に稽古してる時に、いつも言ってた。
 お前は優しすぎる。そんなんじゃ剣士としてやっていけないぞ。
 倒すべき敵がいるなら迷うな、って・・・

 エーリアン・・・これで、よかったんだよな?」




――君達はオランへと戻ってきた。

パックはイゴートを賢者の学院へと連行する為に君達と別れる。
そのままフォーゲル商会へと向かった君達は、再び応接間に通された。
しばしそこで待っていると、ブレンダンが4人分の皮袋を持ってやってくる。

「それでは改めて、こちらが今回の報酬となります。
 当初にお約束していた1000ガメルと、更にエリックの件で300ガメル追加してあります。
 それと、これを。」

そういって差し出されたのは紹介状だった。

「私の取引先の武器商人への紹介状です。珍しいものを扱っているので、もしよければ行って見て下さい。」

本当にありがとうございました。と君達に礼を言うブレンダン。
申し訳ありませんが、と色々と残務処理があるからと退出する。

そして君達はミノタウロス亭へと事の次第を報告しに戻るのだった。


- - - - -

「そうか。ご苦労だったな。」

リュナはギルドへ報告に来ていた。
世話役は労いの言葉と共に、皮袋をリュナに渡す。
中には金貨が4枚入っていた。

「まぁ、保護下の商会相手に悪さした奴を懲らしめたご褒美って事だ。
 受け取りな。」

そういって、にやりと笑う世話役。

「しかし、オグルに関しては手間がかかったようだが、こっちにも事情があってな。」

つまり、オグルは自分に関しての情報には口止め料を払っていた。
だから、最初にリュナが来た時には差し当たりのない事しか話せなかったという事だ。
リュナが出て行ってからオグルが首謀者の一人だと判明したが、その時リュナは既にオランを発っていた。

「あいつは、スラムで孤児共の面倒を見ていてな。
 見込みがあれば、こっちでも仕事を渡せるが、そうじゃない奴はさすがに何もできん。
 そういう奴らを何人か世話をしていたようだ。
 
 ・・・その内、妹のように可愛がっていた奴が病気になったそうだ。
 もちろん何度も医者にかかる金なんてない。
 真っ当な仕事じゃ金が足りなくなった奴が選んだ仕事が、荷馬車の襲撃という山賊まがいの行動だったのさ。」

ふぅっと煙草を吹かす

「学院を追放されたイゴートと知り合ったのも、このあたりのようだな。
 奴は研究の為に金に困っていたから、目的が一致したらしい。
 傭兵ならそれなりに情報は入って来る――
 それでギルドの保護下に無い商会を見つけると、"仲間"を集めて襲撃した後、"仲間"を始末して、正体が他に洩れないようにする・・・と中々手の込んだやりようだな。」 


「だが、その妹分が死んじまった。
 他の奴らも病気が移ったり、食うものも無かったりと更に大変な状況になった。
 その時にイゴートがクーデンと知り合い、今回の計画となったようだ。
 
 ――クーデンは、ただブレンダン・フォーゲルを困らせる為だけに行動してたようだがな。
 どうやらプリシスでは爪弾き者で、いちいち出来のいい婿との比較をされて、歪んでいったらしい。
 対抗意識を燃やして、事業をするが失敗して絶望し―声を聞いたそうだ。
 ・・・オグルは暗黒神の奇跡で死者も蘇られるとでも吹き込まれたのかもしれねぇな。」

ま、はた迷惑な話しだ。と世話役は締めた。

「おっと、長話をしちまったな。
 最後に一つ、ギルドは中立だって事を忘れるなよ」

そういって世話役はリュナの前から去った。

- - - - -

ミノタウロス亭の入り口の前ではパックが待っていた。

「これが、イゴートの分の報酬だそうだ。」

詳しい事は分からないが、重い処分が下される事だろう、とパックはシェフィに皮袋を渡す。

「じゃあ行くとこあるから、またな諸君!!アディオス!!!」

そういって彼は雑踏の中へ去っていった―――
まったく騒がしい男である。

嵐が去った後、君達は店に入ろうするが、エリックは足を止める。

「今回は本当に迷惑かけてごめん。助けにきてくれてありがとう」

とエリックは改めて君達に頭を下げる。

「まだ、正直今回の事は吹っ切れてないけど・・・やっぱりオレの目指すのは人を護る剣だって事だけは変わらない。
 確かに辛いけど、逃げる訳にはいかないもんな。
 オグルの分も、オレは前に進まなきゃいけないしな・・・だから、もっと努力するよ!」

今度は皆を助けにいけるくらいにな、とエリックは笑う。


剣士として避ける事の出来ない経験をした少年は、また一歩成長したように見える。
痛みも、悲しみも、辛さも、全てを背負って少年は前を向いて歩き始めた―――


- - -
GM:

本文長い!長いよ!!

これにて、「少年よ覚悟を示せ」無事終幕でございます。
拙い進行でしたが、二ヶ月半のお付き合いありがとうございました。

リュナに対して世話役がまた何か言ってますが、シティセッションではそういう事もあるくらいの認識でOKです。
今回はGM都合で情報を出し惜しみしたので。


それでは、皆様への報酬です。

シェフィ  経験点1100点 1400ガメル(後金1000+追加300+イゴート100)
エーリアン 経験点1100点 1400ガメル(同上)
リュナ   経験点1000点 1600ガメル(同上+ギルド報酬))
ピピ    経験点900点  1400ガメル(同上) 

となります。(+判定時の1ゾロ回数×10点。予備ダイス分は無効)
シェフィとエーリアンはシナリオを引っ張っていっていただけた分のボーナスが+100。
ピピに関してですが、後半の書き込み内容が薄かった為-100とさせていただきました。
ご了承下さい。

なお本文中の武器屋への紹介状ですが、当セッション内で冒険者LV×1000ガメルまでのお好きな品物を一つだけ購入出来るとします。
高品質&銀製武器でも構いません。
(魔晶石は5点までのものでしたらいくつでも可とします)

これ以降は、あと一回記事を投稿し、報酬を受領していただければ解放となります。
(GM的には後一回エピローグの投下を予定しています。)

またご一緒できれば幸いです。
お疲れ様でした。
長期間に渡り本当にありがとうございました。

【2015/08/05 12:46:02 投稿者修正】
メンテ
後始末と報告とその後と ( No.123 )
日時: 2015/08/06 20:40:34
名前: リュナ 

 戦闘が終わった後に残ったのは、気絶しているクーデンさんと降伏している幹部と慌てふためいているイゴートさんと…死んでしまったオグルさんだった。
別に珍しいことじゃない。盗賊ギルドに入っていれば誰かを殺してこいだの日常茶飯事だし、冒険者としてでもこんな風に敵対して亡くなっていく人だっている。
でも、よくある事でもこの後味は慣れない。
エリック君も辛そうだけど、シェフィさんも辛そうだった。
魔法を使うと精神が疲れると聞いたことがあるから、多分それなんだろう。大丈夫かな…。

 とりあえず、幹部とイゴートさんを縛り、もう一度オグルさんに向き合って黙祷する。
…本当にいるかは分からないけど、もし神様がいるのなら、

(オグルさんが天国で幸せになれますように。)

===============

 やることやって、ブレンダンさんにエリック君を会わせて。
でも、エリック君の顔は優れなかった。…まぁ、当たり前だよね。
帰る時もずっと考えているようだった。何か慰めたかったけど、何も言えなくて…そうだ。

「…エリック君。」

つんつんと肩を突いて、振り返った口に蜂蜜飴を食べさせる。

「疲れてるでしょ…。」

そういって背を向ける。これしか出来ないけど…エリック君の為になればいいな。

===============

 オランに帰って、報酬のことを言われて、初めてお金のことを思い出した。
ぶっちゃけ私たちが勝手にやってたことだから、受け取るか悩んだけど、お礼は受け取らないと失礼かな?と思って受け取ることにした。
あと、紹介状。使うか分からないけど、持ってて損はないよね。

===============

報告が終わってミノタウロス亭に戻ると、店の前にはパックさんがいた。思わずシェフィさんの後ろに隠れてしまう。あの人はなんか苦手だ。

パックさんが去って、店に入ろうとするとエリック君が話しかけてきた。

>「今回は本当に迷惑かけてごめん。助けにきてくれてありがとう」

 その言葉に私は首を横に振った。私たちが好き好んでやったことだし、なによりエリック君は自力で脱出していた。

>「まだ、正直今回の事は吹っ切れてないけど・・・やっぱりオレの目指すのは人を護る剣だって事だけは変わらない。
> 確かに辛いけど、逃げる訳にはいかないもんな。
> オグルの分も、オレは前に進まなきゃいけないしな・・・だから、もっと努力するよ!」

 このときのエリック君は出会った時と少し変わっている様に見えた。人は成長するのが早いなぁ。

「…私も頑張る。もっと、自信が持てるように…。お互い、頑張ろうね。
 …自信持っていいって言ってくれて、ありがとう。」

そういって笑う。また笑い合えたらいいなぁ。

===============

 報告が終わった後、ふと荷物の中に飴があることを思い出した。…せっかくだし。

「あの、皆さん、お疲れ様でした。…よろしかったらこれ、どうぞ。疲れ、取れると思います…。」

 そういって飴を一つづつ配った。エーリアンさんには、お芋、ありがとうございました。って言いながら。

「…それじゃあ、私、行くとこあるのでこれで。…また、どこかで。」

そう言ってお辞儀すると私はギルドに向かった。

===============

 ギルドに今回のことを報告。金貨を4枚も貰った。

>「まぁ、保護下の商会相手に悪さした奴を懲らしめたご褒美って事だ。
> 受け取りな。」
「…ありがとうございます。」

どうやらオグルさんのことは意図的に隠していたみたいだった。
…孤児院の子達はオグルさん無しでどうなるんだろう。まぁ、私の知るところではないのだけど。

>「おっと、長話をしちまったな。
> 最後に一つ、ギルドは中立だって事を忘れるなよ」
「分かってますよ。ギルドはギルドですものね。」

そう言って私はギルドを後にした。さて、お買い物にでも行こうかな。

==============

PLより

 しばらく来れなくてごめんなさい!最後には来れてよかった…。
時間なくて殴り書きです、申し訳ない…。言いたいことは言えた…はずです。
とはいえ終わってしまった…。もっと絡めただろうなぁ…。色々反省します。

 ギルドはそういうものだとは分かっているので問題ないです!だろうなぁ、とは思いました。

 経験点1000点と1600ガメル受領しました。一ゾロってた気がするけど、使われなかったのですねぇ。
まぁ、失敗しなくてなにより。

 お買い物ですが、高品質のショートスピア(3/8)が欲しいです。
1600ガメルあれば一本買えますよね…?黒っぽいものがあればいいなー。
買えなかったら水晶石を一個でいいかな。マジックアイテムいいですか?

 色々ご迷惑かけて申し訳ありません。ご一緒できて、また紫音@GMのシナリオで冒険できて、とても楽しかったです。
また機会があったらぜひともご一緒したいです!
ありがとうございました!!
メンテ
覚悟の果てに ( No.124 )
日時: 2015/08/09 23:54:37
名前: シェフィーリア 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=481

>「恥ずかしいよ、シェフィ姉ちゃん・・・」

褒めてあげたら、エリック君は恥ずかしそうに頭をかいた。
子ども扱いするなというなら、あたしのことをお姉ちゃんって呼ばなければいいのに。
詰めが甘いのよ、エリック君は。

***

あたしは戦士ではないから、エリック君の思いはよくわからない。
もしかしたらそれだけじゃなくて、人間さんの何かなのかもしれない。
森に害をなすものを、エルフの森のものは許さない。
勿論、森に害をなさない、近くの村の狩人さんなんかは別の話ね。

例え同じ村に住むものでも、森に害をなすのであれば、それを排除することをいとわない。

だからといって、それを嘆かない訳じゃない。
お酒を飲んで、兄弟を排除したことを嘆くおじさんを見たことがある。
あたしが生まれるずっと前の話だったけれど。

だから。

「泣いていいのよ」

悲しい時や辛い時は泣けばいい。
その悲しみをちゃんと吐き出さなければ、バンシーに飲み込まれてしまうのに。

手を伸ばして、エリック君の頭をそっと撫でる。

「泣きたい時は泣きなさい。悲しみの精霊バンシーに飲み込まれる前に」

なんなら泣き止むまで頭撫でてあげるよ。
それとも抱きしめてあげようか?

茶化すわけじゃなく、そうエリック君に伝えた。

***

>「それでは改めて、こちらが今回の報酬となります。
> 当初にお約束していた1000ガメルと、更にエリックの件で300ガメル追加してあります。
> それと、これを。」
>「私の取引先の武器商人への紹介状です。珍しいものを扱っているので、もしよければ行って見て下さい。」

「ありがとうございます」

報酬と、それから紹介状をありがたくいただく。
……珍しい武器かあ……武器なあ……。
あたしは前線で戦わないし、弓はもういいものを貰っているし。

ああ、バルカさんがいい鎧が欲しいって言ってたなあ……でも鎧って、本人一緒じゃないとあつらえられないわよね?
確か今は、どこかにお仕事に行っていたし。

「エーリアンは何か欲しいのあるの?」

あたしの権利ゆずって、二本買ってもいいわよって、そう伝えてみる。
もしもエーリアンが欲しいのないなら、そうだわ、エリック君にでもプレゼントしようかしら。
それか、あんまり重くない銀の武器を買ってもいい。
あたしは使えなくても、誰か使えるだろうし。

>「あの、皆さん、お疲れ様でした。…よろしかったらこれ、どうぞ。疲れ、取れると思います…。」

「わぁい、ありがとう!」

リュナちゃんから、飴を貰う。蜂蜜固めたのって美味しいよね。
樹液も美味しいんだよね。そういえば、最近食べてないなあ。

>「…それじゃあ、私、行くとこあるのでこれで。…また、どこかで。」

「夜にはミノ亭で打ち上げするから、来てねー!」

他にもいろいろあるけれど、ミノ亭で受けたお仕事だもの。ミノ亭で打ち上げするのが妥当だと思うの。

***

>「これが、イゴートの分の報酬だそうだ。」

ミノ亭に戻ったら、パックがいた。

どうやら、ちゃんと学院でどうにかしてくれるようだ。
そうよね、あんなの、在野に放っちゃダメなタイプよね。ちゃんと管理してほしいもんだわ。

「そう、ありがとう」

嵐のように去っていくパックの後ろ姿に軽く手を振る。
ああ見えて忙しいのかもしれない。

>「今回は本当に迷惑かけてごめん。助けにきてくれてありがとう」

「あたりまえでしょ」

依頼だからとか、知り合いだからとか、そういうのではなく。

「奪われたものを取り返すのは、当然のことだわ」

それは、あたしが子供の頃から教え込まれたこと。
だから奪うのは、取り返される覚悟をもってするのだと。

「だから、エルフの森の枝とか、絶対に折っちゃ駄目よ?」

何で取り返されるのか、分かったもんじゃないからね?

―――――
PL@りん;

遅くなりましたすみません!

まずは報酬関係受領します。
ありがとうございます。

ところで紫音先生、モンスター経験点は頂けないのかしら?
そこそこの数の山賊(雑魚)倒した気がするんですが!※言うても1レベル

武器の購入は
ヘビーメイス 銀製(11/15)2970G
にします。
自分では使えませんが(一応持てるのよ!よ!)、誰かに渡して使ってもらえる銀製のお守り(物理)です。

感想に関してはご本人に直接言った気がするので割愛で。
今回も楽しかったです。
また! 次回!!
応募するつもりがありますので事前に募集教えていただければ!
メンテ
覚悟が切り開いた道 ( No.125 )
日時: 2015/08/11 21:07:32
名前: エーリアン 

>「・・・もはや、人としての反省は期待出来そうにもありません。
> エーリアンさん。彼を楽にしてくれませんか?」

「…分かった、確かに俺が引き受ける。
 この判断で何かを気に病むことはない。
 それじゃあ、早速行ってくる、ついてくる必要はない」

喚き散らすクーデンの頭を殴り気絶させた後、その体を担いで部屋を後にした。
それから外に出て、少し歩いた。たどり着いたのは人気のない草原地帯、ここでいいだろう。

クーデンを地面に下ろし、荷物袋から鋤を取り出した。

「こういうつもりで買ったんじゃないんだが…まぁいいか
 穴掘らねぇとな、どれ!」

ザクザクと地面に鋤を突き立てて、穴を掘っていく。
少し汗をかくほど土を掘れば、人一人ぐらいなら埋まるであろう穴が完成した。

鋤を剣に持ち替える。正直気は進まない。
だが、誰かがやらなければいけないことだ、そしてそれを行うのが俺だったというだけのこと。

「クーデン、お前は過去に囚われて自分を見失った。
 お前の正しい心は過去に殺されたんだ、だがそれはお前の行動の免罪符にはならない。
 お前は平和に暮らす家族に不幸と悲しみを味あわせようとした」

キン、という音を立てて鞘から刀身が露出する。
辺りにはもう月が出ていた、刀身に月が反射する。

「たとえどれだけ恵まれない環境であっても、たとえどれだけ辛い思いをしたとしても
 それは、誰かの幸せを奪う権利にはならない。
 苦しみを知っている者は同じ苦しむ者にもっと優しく出来るはずなんだ。
 だから、俺はお前を殺す。お前がこれ以上生き方を変えられないというならば俺は切る。」

「その生き方はエリックやブレンダンさんを不幸にするだけでなく、クーデン。
 お前自身を苦しめるんだ…憎しみは人の心を溶かし、魔物に変える。
 これ以上…苦しむ必要はない、お前の苦しみはここで全て終わる」

剣を両手で頭上に構え、静止する。

「裁かれる時が来た、眠れ、安らかに」

構えた剣を真っ直ぐに迷いなくクーデンの首元へと導いた。

ーーー

剣に付着した血を布で拭い落とす。
これで、全ての決着がついた。

「罪は裁かれた、汝にもはや罪はなし」

剣を収め、両の目を深く閉じ祈りを捧げた。
…以前、チャ・ザの聖典に目を通した時のことを思い出す。
俺は、間違っても聖人ではない、教会の正しい教えも学んじゃいない。

そんな俺が、一人の人間の命を奪うことが果たして本当に良いことなのだったろうか。
こんなことをしても、善意の押し付けにすぎないことなのかもしれないし
意味などない無駄なことなのかもしれない。

ただ、それでも。
それが、ほんの少しでも誰かの為になることならば。
俺は、それを成そう。チャ・ザと共に。

一瞬、誰かの呼ぶ声が聞こえた気がした。
偉大で、寛大で、理解の追いつかない不思議な存在の声が。

「ああ、そうだな。
 帰らねぇと、仲間のもとに」

ゆっくりと小さな無記名の墓標を後にした。
誰かが、ここを訪れることはもう、ないだろう。

ーーーーーーーーーーーーーー

>「命を奪うって、事を。軽く考えてたのかもしれない・・・」

エリックは噛みしめるように命について考えている。
隣を歩く俺は、それにあえて応えることもなく、ただその言葉を聞いていた。

>「オグルが、さ。一緒に稽古してる時に、いつも言ってた。
> お前は優しすぎる。そんなんじゃ剣士としてやっていけないぞ。
> 倒すべき敵がいるなら迷うな、って・・・

> エーリアン・・・これで、よかったんだよな?」

右手をエリックの頭にのせ、数回撫でる。

「ああ、お前は…よくやったよ。
 今歩いている道はお前の覚悟が切り開いた道だ。
 誇れ、だが驕るな、それを心に命じればいずれ分かる日が来る。
 
 ヘッ、これも受け売りなんだけどな」

この依頼は、エリックに何をもたらしたのだろうか。
それは分からない、だがきっと心配はいらないだろう。
俺とオグルから学んだんだ、間違えやしないさ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺達は無事にオランへと帰還した。
生きて帰れたことを誰に感謝すればいいものか、とりあえずチャ・ザにでも祈ろう。

俺達は依頼のことでブレンダンさんの応接間へと通される。

>「それでは改めて、こちらが今回の報酬となります。
> 当初にお約束していた1000ガメルと、更にエリックの件で300ガメル追加してあります。
> それと、これを。」

「確かに…ってこれは何だい?」

手渡されたものは手紙にも見える。
よくよく見ればそれは紹介状だった。

>「私の取引先の武器商人への紹介状です。
> 珍しいものを扱っているので、もしよければ行って見て下さい。」

「おっ、そりゃありがたい。
 後で寄らせてもらうよ、ありがとうブレンダンさん」

礼を言って、紹介状を懐に収めようとするとシェフィに話しかけられた。

>「エーリアンは何か欲しいのあるの?」

「そりゃ、欲しいものは山のようにあるぜ?
 でも金が無いな、紹介状だけじゃモノは買えないからなんとも言えねぇ
 まぁ、じっくり考えるさ、焦ることもないんだからよ」

「それに、今回活躍したのはお前だろ?
 シェフィのお陰でエリックも俺もみんな無事に帰ってこれたんだ。
 それはお前のもんだよ、シェフィーリア」

ーーーーーー

ミノタウロス亭までやってくるとまたあの男だ。
名前はパック、だったな。

>「じゃあ行くとこあるから、またな諸君!!アディオス!!!」

「おーう、おつかれ。
 変な野郎だ、変だが…なんというか
 まぁ変なやつだな、うん」

褒めようとしたのだが、微妙に言葉に詰まる。
とりあえず変なやつということで自己完結することにした。

>「…それじゃあ、私、行くとこあるのでこれで。…また、どこかで。」

どうやらリュナは行くところがあるらしく、ミノタウルス亭には来れないらしい。素直に残念だ。
俺は去りゆく背に手を振りながら声をかける。

「飴玉うまかったぜ!
 またな、リュナ!」

また会えるだろうか、会えたらいいんだが。
感慨にふけりながら、その小さな背中に手を振り見送るのだった。

店に入ろうとしたところで、エリックが立ち止まり頭を下げた。
エリックはこの経験がどういうものだったかを自分の口で語った。
俺はそれに相槌を打ちながら、ただ耳を傾ける。

最後まで話したところで、俺も少しだけ口を開いた。

「エリック、迷っちゃいけない時はあるが悩みがないのとはまた違うんだぜ?
 普段は盛大に悩めばいいんだよ、それが糧になるんだからよ。
 それでもし困ったことがあるってなら、いつでも俺を呼びな」

「男の約束ってやつだ、粋なもんだろ?」

右手を差し出し、エリックに握手を求めた。
その表情は明るい笑みをたたえていた。

=========================
PL・遅れてごめんなさい!!

とりあえずクーデン埋めて、祈って。
後は文中のとおり色々。

報酬 経験1100+1ゾロ(10点) ガメル1400 確かに受領いたしました!

紹介状で何を買うかはちょっと保留。

実は後でオグルの孤児院に、いくつかの遺品を持っていく予定です。


メンテ
epilogue ... ( No.126 )
日時: 2015/08/12 23:20:30
名前: 紫音@GM  < >

>「…エリック君。」

「何?」

とリュナに振り向いたエリックの開いた口に蜂蜜飴が放り込まれた。

>「疲れてるでしょ…。」

「は、はひはほ」

エリックはそのまま無言で飴を舐める。
その甘さがリュナの優しさだと感じながら、ただ飴を舐めていた。



>「ああ、お前は…よくやったよ。
> 今歩いている道はお前の覚悟が切り開いた道だ。
> 誇れ、だが驕るな、それを心に命じればいずれ分かる日が来る。
 
> ヘッ、これも受け売りなんだけどな」

エーリアンはエリックの問いに、頭を数回撫でて諭す。

「そっか…誇っていいんだ。間違って無かったんだよな…」

そういってエリックは顔を上げた。
それは、自分に言い聞かせるように。自分を奮い立たせるように。

だから、

>「泣いていいのよ」


その言葉は、エリックの心の奥にすっと染み渡っていった。
シェフィもエリックの頭をそっと撫でる。

>「泣きたい時は泣きなさい。悲しみの精霊バンシーに飲み込まれる前に」

「オレ、オレは・・・」

なんなら泣き止むまで頭撫でてあげるよ。

シェフィの言葉で、今まで張っていた気が抜けたのだろう。
エリックの目からは涙がぼろぼろと零れた。
それを見せまいと、素直にシェフィの肩に顔を埋めて泣いていた。

- - - - -

皆に助けてくれた礼を改めて言うエリックに、あたりまえとシェフィは返した。

>「奪われたものを取り返すのは、当然のことだわ」

それは、人間とエルフの価値観の違いなのかもしれない。
人間だけが、余計な理屈をつけて、こねくり回しているのかもしれない。

>「だから、エルフの森の枝とか、絶対に折っちゃ駄目よ?」

「だ、大丈夫。うん。絶対に折らないよ。」

シェフィの言葉をしっかりと真に受けて、エリックは固い顔で何度も頷く。



>「エリック、迷っちゃいけない時はあるが悩みがないのとはまた違うんだぜ?
> 普段は盛大に悩めばいいんだよ、それが糧になるんだからよ。
> それでもし困ったことがあるってなら、いつでも俺を呼びな」
>「男の約束ってやつだ、粋なもんだろ?」

「わかったよ。エーリアン。」

差し出された右手を、エリックは力いっぱい握る。
まだ迷いはある。悩みもする。でも、それが糧になるというエーリアンの言葉は、エリックの胸の痛みを和らげてくれたのだった。


「じゃあ皆、またな!」

そう言って手を振ったエリックは、その場から去った。


- - - - -

ここはスラム街のある一角。
もし君達がオグルの孤児院を探していたら、ここに着いたのかもしれない。

だが、孤児院という程の立派な建物では無かった。
他のバラックと同様の建物がそこにあった。

扉をノックすれば、ギィィと軋む音がして開くだろう。

そこには、少年と少女が一人ずつ住んでいた。

オグルが死んだ、と言えば泣きながら死因を聞いてくるだろう。

これからどうするかと聞けば、二人で必死に生きていくと言うだろう。

残されたたった二人の兄妹だから、と―――

 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

夜明け前、まだ空が白み始めた頃。
この時間なら郊外まで出てくれば、風が心地よく感じることが出来る。

その丘の上では、少年が剣を振るう。

ただ我武者羅に、基本の型をひたすらに繰り返す。

強くなりたい。その一心で。

守る為の力を得る為に。

稽古で火照った身体を風が通り過ぎていく。

辺りには、少年の息遣いだけが聞こえていた。







「―――ふむ、存外に使えない奴だったな。所詮は口だけか。」


ここはオランの郊外の森の中―――
フードを深く被った男が、手にした羊皮紙の束に目を通した後、ため息を吐く。


「・・・まぁいい。これだけでも十分な収穫だろう。
 
 ―――魔晶石の産まれる鉱山、か。当たりかもしれんな。」

フードの端から覗く口角が、にやりと上に上がる。

羊皮紙の束と一緒に男の手に持つ書物の表紙には下位古代語でこう記載されていた。

『精霊研究所』と――


- - -
GM
ピピがまだですが、最後の投稿より一週間が経ち、延長期間も過ぎた為にエピローグを投下致します。


>ところで紫音先生、モンスター経験点は頂けないのかしら?
>そこそこの数の山賊(雑魚)倒した気がするんですが!※言うても1レベル

すみませんでした。
各自モンスター経験点を15点プラスしてください。


>武器の購入は
>ヘビーメイス 銀製(11/15)2970G
>にします。
>自分では使えませんが(一応持てるのよ!よ!)、誰かに渡して使ってもらえる銀製のお守り(物理)です。

>お買い物ですが、高品質のショートスピア(3/8)が欲しいです。

ショートスピア(3/8)は(80+10)×5=450ガメルなのでOKです。
ちなみに銀製(3/8)でも900ガメルなのでどちらでも。

なお高品質武具の細かい設定はご自由にお決め下さい。
GMが決めろ、というならがんばりますです、はい。

エーリアンは決まりましたら、本文でも会議室にでも購入内容を記載の上、シートに反映させてください。


【2015/08/12 23:44:11 投稿者修正】
メンテ
伝える思い ( No.127 )
日時: 2015/08/17 00:40:33
名前: エーリアン 

オランへと戻った翌日、俺はスラムのある地域へと向かった。
好んで来るような場所じゃないのはわかっていたが、それでも足を運びたいと思っていた。

あたりの景色は、どこか物悲しく感じる。
豊かなオランであっても、このような地域は存在しているのだ。

忙しなく揺れる人影をかいくぐりながら、俺はその場所を見つけることが出来た。
深くかぶっていたフードを脱いで改めて見る、孤児院と銘打ってはいるが、そうは見えなかった。

「ちょっと、時間がかかっちまったか。
 人は…いるかな?」

ドアを軽くノックする。

…返事はない。
誰も居ないのだろうか、そう考えていると年季の入ったドアらしくきしんだ音を立てながらドアが開いた。
そこにいるのは、少年と少女が、一人ずつ。

「…」

俺は、なんと言葉を掛けるか迷ってしまった。
ただここを訪れる必要がある、それだけ考えてやってきたからだ。
子どもたちと同じ視線になるようしゃがみ込むと少し迷って、言葉をかけた。

「俺は、オグルの…友達だ。
 ここにいる子どもたちに、オグルのことで…話さないといけないことがある…
 中に入っても、大丈夫かな?」

友達。それを名乗るのは少し心が傷んだ。
オグルは俺の事をどう思っていたんだろう、今となっては確かめようもない。

少し返事を待って、中へと入れてもらった。

……

「いや、大丈夫。ここでいいんだ。
 外ではしにくい話だったからな…ここにいるのは君たちだけか?
 
 …そうか、オグル…お前はここでこの子たちを守ってたんだな…」

寂しげな声が漏れる、同情してるわけじゃない。いや、同情しているのかもしれない。
俺達は、ずいぶんと似通っていた。ただ少し、俺のほうが恵まれていただけの差。

鞄に手を伸ばし、中からいくつかの荷物を取り出して子どもたちに手渡す。
すぐに子どもたちは気づくだろう、これがオグルのものだと。

「…これはオグルの荷物、いや…違うな…遺品だ。
 オグルは、もうここには帰ってこない」

残酷な宣告。
愛する家族がもう戻らないことを知ってしまう、悟ってしまう。
あまりにも、残酷だ。

涙を見せる子どもたちに、なぜ死んだのかと尋ねられた。
オグルはなぜ命を落としたのか、知りたがるのは当然だ。

オグルが犯罪を犯していたこと、邪教と繋がっていたこと。
これらを告げるのは、心の何処かで憚られた。
かと言って勇敢に死んだ、と虚飾で飾った嘘を告げる気にもならない。

俺はあの一瞬を思い出す。

お前は、間違えるな。あの言葉は、今でも脳裏をよぎる。
間違えてしまったオグルだからこそ、死ぬ間際に言うことが出来た。あの言葉。

だから、俺はそれを告げることにした。

「オグルは、道を…道を間違えてしまった。進むべき道を。
 一人で背負い込んで、だけどこの場所を守りたくて、それで間違った道を選んでしまった。
 …だから、帰ってくることができなくなった」

苦々しい思い、だが俺は伝えなくてはならない。
最後に残された、言葉とそれに込められた意味を。

「オグルの最後の言葉は、道を間違えるな。
 これはきっと君たちにも伝えたかったことだと思う。
 …それを伝えたかった、どうしても」

そこまで話したところで、この子たちの今後が気になった。
俺はその疑問を素直にぶつける。

「…これからの予定はあるかい?
 生きるための、明日を迎えるための…」

その返事は、二人の今後を不安に思うには十分なものだった。
これからこの子たちは、本当に二人になってしまう。
誰も頼るものがいなくなるのだ、まだ子供だというのに。

しかし、だからといって俺に何が出来る?
これ以上踏み込むのは、ちっぽけな正義の心を満たしたいからだけじゃないのか?

脳裏を飛び交う、まとまりのない様々な考え。
それを打ち砕いたのは、子どもたちの瞳だった。

子供の瞳はとても純粋だ。オグルもきっとこの目を見ながらこう思っていたのだろう。
この子たちを、自分に出来うるだけ、幸せにしてあげたいと。

この子どもたちは、色んな物から見捨てられた子どもたちだ。
かつての俺のように。

誰がなんと言おうと世界は平等なんかじゃない、誰かが笑えば、誰かが泣く。
誰もが自分のことばかりで奪い合う、嫌な世界だ、本当にろくでもない世界だ。

だけれど、そんな世界でも助けてくれる人はいる。
自分に、何の見返りもないのに誰かの為に尽くす人がいる。
周りがそれを笑っても、そんなことは気にも止めず、誰かに手を差し伸べる人がいる。

だから、俺は。
だからこそ俺は。

「この世界は誰も彼にもやさしい訳じゃない。
 こんな世界でも生きたいと思うか?明日を生きて迎えたいか?
 …もし、お前たちにその覚悟があるなら、働き先を紹介できる」

俺は敢えて、厳しい口調と目線で言葉を連ねる。
家族が死んだと聞かされてからまもなくこの言葉だ、反感を買うこともあるだろう。
だが、俺はそれが必要だと思うから、現実を突きつける。

「仕事は厳しいだろうし、きっと今より大変だろう。
 俺がお前たちを養うわけじゃない、本当にお前たち二人が生きるためには
 自分の力で、少しずつこの状況を変えるしかない。
 
 俺は、きっかけを用意することしか出来ない。
 そこからどう生きるか、どんな道を歩むかはお前たち自身だ。
 それでもいいというなら、今すぐ外に出る準備をしろ」

「決断するのは、今だ」

連ねられた容赦の無い言葉。
だが、この程度の事でへこたれてしまうようでは
到底、この世界を生き抜くことは出来ないだろう。

それほどまでに、孤児が生きるというのは厳しい世界だ。
生半可な覚悟では、傷ついて倒れるだけでしかない。

しばし待ち、帰ってきた返答は。

「そうか、覚悟はできてるんだな?
 分かった、なら俺はその覚悟に応えるだけだ。
 行こう、明日を生きるために」

勇気を持って一歩を踏み出したこの子たちの手を取る。
そして孤児院を後にした。

ーーー

道中、俺は様々なことを二人に話した。
オグルと俺の関係。自分が孤児で、今は冒険者をしているということ。
孤児院でどんな生活を送っていたかということ。俺を助けてくれた人がいたこと。
世界はやさしくないということ。だけど、優しい人はいるということ。

本当に、いろんなことを話した。
その中で俺が本当に伝えたかったのは。

辛い経験をした者にしか分からない痛みを抱えている人がいたら
その人に、できるだけ優しくしてあげて欲しいということ。

こんなこと、ただのおせっかいでしかないんだろう。
だけどこんな冷たい世の中だ、一人くらい暑苦しいおせっかい焼きが居たっていいだろう?

「…『義を見てせざるは勇無きなり』だ。これも海を渡ってきた文献にあったんだが
 正しいと知っていながら、その行為を出来ないのは勇気を持てなかったからって意味になる。
 多分、いつかこの言葉の意味を理解できる日が来る、多分な!
 
 っと、やっとついたな。ここがミノタウロス亭だ。
 足とか痛くないか?そうか?じゃあ、早速入るか」

会話の流れで到着したミノタウロス亭のドアを開くと、いつも通りの風景が広がっている。
いつも通りでないのは、俺が子供の手を引いてるってことぐらいだ。

「おーい、親父さーん!
 ちょっと頼みたいことあんだけど、いいか?」

そう呼びかけながら奥のカウンターまで二人の手を引いていくと
向こうもこっちに気づいたようで、反応を返してくれた。

さて、ここからが大事な話だ。
顔の表情を引き締め、真剣な話であることを告げる。

「単刀直入に言うぜ、この二人に何処かまっとうな働き先を紹介してくれないか?
 この二人はスラムの孤児院で暮らしてる子供だったんだが、養っていた男が死んだ。
 だから、生きていくために仕事が必要になる」
 
案件を簡潔に話すと同時に、俺はジョージに頭を下げた。
と、同時にカウンターに幾らかの所持金を載せる。

「こんなこと頼めるのは、親父さんしか居ないんだ。
 紹介料も払う、だから、この子たちにチャンスを与えてやってくれないか?
 これで足りない場合は、これから受ける仕事から引いてくれてもいい、頼むよ」

俺は至極真剣にジョージに頼み込んだ。
自分がこの子たちにしてあげられるのは、このくらいしかない。

急な頼みでジョージを悩ませてしまったかもしれないが、返事は悪くないものだった。

表情が明るいものに変わり、はにかむような笑顔が溢れる。

「ホントか!?恩に着る!
 良かったな、おまえら!わっはっは!」

今日は気分が滅入ったり歓喜の声をあげたりと、ずいぶん忙しい。

「おっと、おほんおほん。
 あーごほん、まだ喜ぶには早いぞ。
 まだ、働けるかもしれない!だからな、油断は禁物だぞ!」

一番喜んでいたのはお前じゃないのか、というツッコミをかわしつつ。
財布から取り出したお金を二人に持たせた。

「これは、俺からのお小遣いだ。
 大切に使えよ?当面は生活費とかもあるだろうし、これで凌ぐといい。
 これからがキツイとは思うが、しっかり頑張れよ?
 
 ここからは、お前たちだけの力で生きるんだ。
 オグルの分までな…」

ーーーーー

用事を済ませて、ミノタウロス亭を出ると二人に向き合って、こう告げる。

「送って行ってやりたいが、俺もそろそろ行かないといけない。
 次の仕事が待ってるんだ、貧乏だと忙しなく働くしかねぇわな、仕方ないけどよ。
 …そういえば、名前言ってなかったか」

どんと胸を張り、力強く名乗る。

「エーリアン。俺の名前はエーリアンだ。
 二人の名前は?
 
 ふん、ふんふん。
 なるほど、いい名前だ」

頷きながら、二人の名前を噛みしめるように反復する。
俺は脳裏でチャ・ザに、この二人に幸運が訪れるよう祈る。

だが、結局のところは俺は背を押しただけにすぎない。
これから本当に幸せになるかは、あの子達次第だ。

それでも俺は信じたい、彼らに幸福が訪れることを。


「…じゃあ、またな!」

あらたなる新天地を目指して進んでいく二人の背中に手を振ると、再び駆け出す。
さぁ行こう、次の仕事が俺を待っているのだから。

====================================
PL・恒例の長さ(240行)

GMにはわがままを聞いていただきましてありがとうございます!

宣言・
子どもたち二人をジョージの紹介で職につけるよう行動します。

紹介料として100ガメル。
さらに子どもたちに一人150ガメルをお小遣いとして渡して計400ガメル消費。

本文にはありませんが、ブレンダンの紹介状でカウンター・マジックのコモンルーンを取得! 3000ガメル消費

エーリアンの現在所持金は186ガメル!
あれ、すごく貧乏になってるような…まぁいいか!

という訳で、2ヶ月の間遊んでいただき誠にありがとうございます!
また遊べる時を、楽しみにお待ちしています!


【2015/08/17 00:42:11 投稿者修正】
メンテ
お買い物 ( No.128 )
日時: 2015/08/18 14:20:36
名前: リュナ 

PLより

どこに書いていいのか分からなかったのでここで。
銀製のショートスピアにしようと思います。
色々遅れてすいません。
メンテ

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