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【終了】あなたはだあれ?【12/14〜1/10】
日時: 2012/12/14 23:25:24
名前: テッピン@GM 

【参加PC】 ※敬称略

○【スワローテイル】
 ・オート@スキュラ 所有技能:Sr2.Pr1(ラーダ).Tf1.Sg1.Bd1
 http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=446

 ・サイゾウ@ウード 所有技能:Bd3.Ft2.Sg1.Pr2(ヴェーナー)
 http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=448

 ・エレアノール@ニカ 所有技能:Ft3.Rn2.Bd1.Sg1
 http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=445

〇シェフィーリア@りん 所有技能:Sh1.Rn2.Bd1
 http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=481

〇パック@パタパタ 所有技能:Sr2.Sg1
 http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=472

【登場人物】

○ペルシャ  …冒険者達が遭遇したツインテール・キャット。♀
○クローディア…ルミナス城の主にして最後の姫。

※本セッションは「ソードワールド完全版」準拠です。
 (選択ルール全使用)

【2013/01/10 08:43:54 投稿者修正】
メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 |

今はコレが精一杯 ( No.50 )
日時: 2012/12/29 23:57:24
名前: オート・メララ 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=446

ずっとこうして居たい気もするが、それではまさに
私が心配していた通りの事になってしまう。

背に当てていた手を肩におき、エレアノールを離す。


「あのなエレアノール。年頃の娘というのはな、
 こういうとき嫌とか言って突き飛ばしてもいいモノなんだぞ?」


まるで親代わりかなにかのように私を信用してくれるエレアノール。

いや、そもそもこの娘には信用も不信もないのだろう。
あらゆる事柄に物差しを当てるようになる前の、
子供らしい純真さがなんとも愛おしい。


「お前はもっと大人にならなきゃいかん。
 今日から厳しく教えてやるからな。覚悟するように!」


これは半分冗談で、半分本気だったりする。
エレアノールが大人になるまで、私はこの娘の傍にいよう。
そしていつかは…ま、まぁそれはその時に考える事だ。


「寝るんじゃないぞ?
 いいな…ふふふ」


問題の先送りなりに、今の迷いを消す『答え』が出来た。
しばらくは、私とエレアノールの関係は、これでいいのだろう。

.
.
.
.

「という訳で授業料だ。
 ソレをもらうぞ」


エレアノールが手に持っていた焼き菓子をスリ取って、
ひょいとクチに放り込む………放り込むのだが。

が。


「ごふっ!?」


「ぐっ、ぐふっ。
 ぐぬぬぬぬ…」


吐き出さないように歯を食いしばる。
食いしばりつつ、さらに笑顔も作る…こんなに口角が重いのは初めてだ。


「う、うん。初めてにしては、まぁまぁなんじゃないか?
 …ゴホッゴホッ!」


喉を焼く塩っ辛さに思わず咽せこむ。
エレアノールめ、塩と砂糖を間違えるとは…なんという典型的な。
腰に吊っていた水で流しこみ、一息つく。


「はぁはぁ…だがまぁ、まだまだだな。
 オランに帰ったら作り方を教えてやろう」


子供の頃は私もお菓子作りを覚えた事があったし、
神殿を出てからも、ときどき自炊して料理のカンは取り戻したつもりだ。
焼き菓子のひとつぐらいなら、教えてやれるだろう。


「だから、また作ってくれ。
 な」


それにこの子とやれるなら、
どんな作業だってきっと楽しくなるだろうから。


────────────────────────────────


>「お待たせ。さあ、お茶にしようね」


「あー…すまん、パック。
 さっきは妙なことを言った」


ペルシャと一緒に戻ってきたパックに詫びる。
いやパックに限らず、なんとなく皆の顔が見づらい。

まぁ、ここまできてジタバタするのも見苦しかろうので、
じっと我慢の子である。


「ごほん!
 そ、それで勝負のほうはこれで終わりかな?」

「エレアノールはやってみないか?
 ルールなら教えるぞ」


────────────────────────────────


その後、ティータイムとパックの対局を挟んで。


>「そう言えば、私の事をまだお話してませんでしたわね」
>「少し長くなりますが、どうぞお聞き下さい。


「はい、お伺いさせていただきましょう」


なんだかここまで色々あったが、ある意味ついに本題である。
貴重な生の古代の情報でもあるし、真剣に聞くことにする。

.
.
.
.

「ふむ、拡張政策への反対と」


万能にして無敵の古代魔法王国…というようなイメージを、
子供の頃の私などはカストゥールに対して抱いたものだが、
実際に『そういう状態』になったのは、魔力の塔建設以後であるという。

むしろそれまでは各異種族の国家群や、蛮族(という言い方も、その
子孫である私たちには複雑だが…)の侵攻に悩まされ、
数度は滅亡の憂き目にすらあったのだという。


「カストゥールの当時の熱狂が想像できます。
 そして、それに反対するお父上の立場の困難さも」


なるほど、彼女とペルシャの認識が、
我々を好意的に捉えているのは父親からの影響なのだろう。



「ということはやはり、ルミナス卿はあの黒水晶は…?」


自分の額を指して、尋ねる。

伝承にある通り、きっとクローディアの父は、
崩壊後の王国にごく僅かだけ残された自力で魔法を使える人間だったのだろう。

.
.
.
.

>「ペルシャは、実験材料として取り引きされていたのを、
> 心を痛めたお父様が引き取って連れてきてくれたのです―――」

>「うん、憶えてるよ。よく憶えているよ。
> ボクはまだほんの子どもだったんだ」


「そうか、単なる『役目』では、
 やはりなかったのですな」


一部の(あるいは大部分か…?)魔獣は、魔術によって役割に縛り付け
られた事を恨み、人間を憎みながら使命を果たしているという。

だがペルシャに、そのような隷属的な雰囲気は感じられなかった。
その理由は、二人の出会いとルミナス卿の計らいにあったということか。


「二人はそれからの仲、ということなのでしょうな。
 あの時代から、現代に至るまで」


ツインテールキャットは友情に厚い種族であるという。
同時に、簡単に心を許さぬ種族であるとも。


「いいなぁ…ハッ!?」


不謹慎のそしりは甘んじて受けよう。
…私は、ちょっと二人の関係が羨ましい!

餌や寝床・毛づくろいなどの即物的な理由によらないネコとヒトの友情!
猫好きが生涯夢見る世界が、私の目の前に存在しているのだった。


────────────────────────────────
-PLスキュラより-

真面目な◯リコンとして生きる決意を固めるオートなのでした。

お猫様に関しては一歩引き下がりましょう!
パックとシェーリィのどちらかにお譲りいたします(??


さてさて、クロさんとペルちゃんの物語はどうなるのか…


00:12:59 スキュラ@オート 予備ダイス1 2D6 Dice:2D6[1,5]=6
00:13:08 スキュラ@オート 予備ダイス2 2D6 Dice:2D6[3,3]=6

【2012/12/30 00:13:51 投稿者修正】
メンテ
ただそばに ( No.51 )
日時: 2012/12/30 01:16:10
名前: エレアノール 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=445

「…ほんとにもう怒ってない?」
 
おそるおそると聞く。

「よかった…。
 オートがわたしのこと、嫌いになっちゃったのかなって…」

さっき手を振りほどかれた時、
すごくびっくりした。そしてすごく悲しい気持ちになった。

ーーーーーーーー

>「じゃあ戻るか。
> お前まで居なくなったら、みんな心配するから >な」

あ、ちょっとだけ涙が…
あわててぬぐって、にっこりと笑って。

「…うん!」



>「あのなエレアノール。年頃の娘というのはな、
> こういうとき嫌とか言って突き飛ばしてもいいモ>ノなんだぞ?」

「…?」

だってオートを突き飛ばしたらオートケガしちゃうかもしれないし。それに嫌じゃないし。


>「お前はもっと大人にならなきゃいかん。
> 今日から厳しく教えてやるからな。覚悟するよう>に!」

「わたしもう大人だもん!」

この冬が終わったら、もう16になるのにー。

>「という訳で授業料だ。
> ソレをもらうぞ」

「あ、それ…」

こげだらけで、変な形になったお菓子。
味は…ちょっと苦いかもしれないけど、どうなのかな?


>「ごふっ!?」

!?

>「ぐっ、ぐふっ。
> ぐぬぬぬぬ…」

「オ、オートだいじょうぶ!?」

>「う、うん。初めてにしては、まぁまぁなんじゃな>いか?
> …ゴホッゴホッ!」

「ほんと!?」

塩と砂糖を間違えちゃったかなと思ったけど、そんなことはなかったみたい!

>「はぁはぁ…だがまぁ、まだまだだな。
> オランに帰ったら作り方を教えてやろう」
>「だから、また作ってくれ。
> な」

「うん!
 こんどはもっとおいしく作る!」


上手に作れるようになったら、もっと嬉しそうに食べてくれたり、ほめてくれたりするのかな。


「…あのねオート。
わたし、『恋』っていうのがまだよくわかんない」

「でもね、わたしはオートのこともみんなのことも大好きだよ。
 だからずっとオートと…みんなといっしょにいたいな」


ーーーーーーーー
「ただいま!」

「さっきはありがとパック。
 オートもよろこんでくれてたよ」

パックもチェスをやったみたい。
引き分けだったんだって。すごいなあ。


>「ごほん!
> そ、それで勝負のほうはこれで終わりかな?」

>「エレアノールはやってみないか?
> ルールなら教えるぞ」

「ええ、わたしが!?
 できるのかなあ…」

こういう頭使うのはあんまり自信ない。


ーーーーーーーー
>「お待たせ。さあ、お茶にしようね」

「いただきます!」

>「カストゥールの貴族で流行した焼き菓子だよ。
> 蜂蜜や果物の砂糖漬けをつけて食べてもおいしい>んだ」

「あ、わたしこれ知ってる!
 たしかスコーンだよ」

お菓子やさんに売ってたような気がする。

パクリと一口。

「…うん、すごくおいしい!」

こういうお菓子が作れるようになるといいな。


ーーーーーーーー
クローディアのお話を途中まで聞いて。

「とてもいいお父さんだったんだね」

昔のことはあまりよく知らないけど、それはとてもよくわかった。
ペルシャちゃんともそんなに昔から友達だったん だ。
何百年も、ずっとずっと友達でいるって羨ましいなあとはちょっと思う。けど…

スコーンを一口食べる。


−PL−
クローディアのお話も真面目に聞きつつ、お菓子美味しい美味しいしてるのでした。

今更チェスダイス降りましたが、もう手遅れな場合はスルーでどうぞ!

チェス序盤ー 2d6+2 Dice:2D6[4,6]+2=12
チェス中盤ー 2d6+2 Dice:2D6[4,4]+2=10
チェス終盤ー 2d6+2 Dice:2D6[1,2]+2=5

最後のほうでずっこけたパターン!


あとオートにあげたお菓子の出来のダイスを振ってみました。

おかしー 2d6 Dice:2D6[1,2]=3

さすがエレアノールだ!
きっと焦げてて苦くてしょっぱい(!?)お菓子なのでしょう。

以下予備ダイス
予備ダイス1 2d6 Dice:2D6[5,5]=10
予備ダイス2 2d6 Dice:2D6[4,3]=7
メンテ
【進行7.5】優しい嘘。 ( No.52 )
日時: 2012/12/30 18:18:34
名前: テッピン@GM 

オートが照れ隠しからか、エレアノールの手にあった焼き菓子を奪う。
口に放り込んだ。
…噛み締めれば噛み締める程に、塩辛さと苦味が広がっていく。

どうやら料理に不調法なエレアノールが砂糖と塩を間違え、
且つ焼き加減まで失敗してしまったようだ。

何とか食する事は出来る。しかし、辛い。
だが、此処で味について酷評する程、オートも愚かでは無かった。
尤も、嘘を突き通せずに中途半端になってしまったのは否めないが、
相手がエレアノールなら大丈夫であろう…と思った。

オランに返ったら作り方を教える。
言ってしまったが、オートは焼き菓子の作り方など知らない。

エレアノールはその事に、何となく気付いている。

***********************************

>「そうだね、考えて考えて考え過ぎて、状況が悪くなることもあるし。
> ……とりあえず、動くしかないんじゃないかな」

「そうですね、仰る通りですわ」

シェフィーリアの言葉に、クローディアは頷く。
しかし、その表情には何処か陰がある。

>「一番自分の想いに近いところに落とせるように、頑張るしかないよね」

「シェーリィさんは、とっても前向きで、行動力がおありなのですね。
 羨ましいですわ。私にもあの時…」

言葉の最後の方はほんの微かで、聞き取れたかどうか。

***********************************

>「クローディアちゃんのせいじゃないよ。
> ……ああでも、こういう素敵な場合って、
> 女主人がお茶とお菓子を振舞うのものよね! 昔のお歌で聞いたわ」

「そうなんです。お作法に反する形になってしまって申し訳ありません」

クローディアはすまなさそうにしている。

>「お歌にする時はあれよね、
> クローディアちゃんに手ずから入れてもらったことにしなくちゃ!」

唐突なシェフィーリアの話に、クローディアは驚く。

「歌?私との事を歌にしてくださるのですか?」

彼女にしては珍しく、声が大きくなった。
それでもパックやエレアノールに比べたら全然声量が無いのだが。

「嬉しいです!是非お聞きしたいですわ」

クローディアは肉体があれば抱きついたであろう勢いで
身を乗り出している。

***********************************

>「エレアノールはやってみないか?
> ルールなら教えるぞ」

>「ええ、わたしが!?
> できるのかなあ…」

オートの勧めに足踏みするエレアノール。

「ルールはそんなに難しくないですわ。
 それにオートさんがその都度教えてくださいますし…
 それに私も是非ともエルさんと指したいですわ」

クローディアは、らしからぬ含みを持たせた言葉で
エレアノールにチェスを促す。彼女にとっては二重の楽しみだろう。

して、お茶と菓子をついばみながら、対局は始まる。
オートの教え方が上手いのか、エレアノールの飲み込みがよいのか。
指す手はどれもが棋理に適っており、クローディアを瞠目させた。

「エルさん、お上手ですわ。とても、筋がよいです」

だが、中盤に差し掛かり戦況が複雑になってくると話は変わってきた。
全体を見ていない手がちらほら出てくる。長考すべき所、すぐ指してしまう。
クローディアに徐々に差を開けられ、焦りが手に出る。悪循環だ。

そして…緩手で生じた隙が仇となり、大差で勝敗は決した。

「結局皆さんと指してしまいましたわね…有り難うございました」

対局を終えて人心地着いたのか、5人に改めて礼を述べる。

「こんなに新鮮な気持ちで指したのは本当に久しぶり!
 とっても刺激的でしたわ」

嬉々とした表情で喜びを口にする。

「よかった、君たちを招いて正解だったよ。
 クローディアのこんな顔、ボクも久しぶりに見た」 

ペルシャも嬉しそうにしている。
その眼には、きらりと光るものが滲んでいた…

===================================

【GMより】

サイゾウさんとパタパタさんの投稿がまだですが、
レスと言う事で進められる所まで進めました!
また長くなってしまった…続きは明日に!

【エレアノール関連のダイス判定について】

エレアノールの焼き菓子判定達成値3、受領です(笑)
ぎりぎり食べられるが、味は…という感じなのでしょうね。らしくてイイ!
ところでオート、焼き菓子の作り方知ってるんですかね?

エレアノールの予備ダイス1は、オートの嘘看破に使用しました。
冒険者Lv3+知力B2+出目10で達成値15!
エレアノールはオートが自分の為に気遣って嘘をついている事に気付きます。
女子の直感怖ええええええ(笑)

チェスダイス、採用させて頂きました!結果は以下の通りです。

○エレアノール戦    …クローディア勝利!
 ・序盤:エレアノール12vsクローディア13
 ・中盤:エレアノール10vsクローディア13
 ・終盤:エレアノール 3vsクローディア13

 解説)序盤はオートの助言もあり戦況は拮抗していたが、
    次第に息切れしてきて差を広げられ、
    最後は迂闊な手を指して一気に詰まされた。

【シェフィーリア関連のダイス判定について】

シェフィーリアの予備ダイス1は、
クローディアの呟きに対する<聞き耳>に使用しました。
出目5+レンジャー2Lv+知力B3で10。無意識なので−4して達成値6。
「あの時…」までは聞こえましたがその後までは聞き取れませんでした。

シェフィーリアのお歌ダイス達成値16受領です!
作曲の細かい判定方法はルールとして明文化されて無いですが、
これで問題無いでしょう!
クローディアもとても喜んでいます。
出来上がった歌は是非披露してください。それは今すぐでもいいですし、
また後の機会でも構いません。
その際、<歌唱>と<楽器演奏>の判定をお願いしますね!

そうそう、蜂蜜とジャムの選択ダイスも受領です。
汝の為したいがままに為すがよい!(笑)

【残りの予備ダイスについて】

シェフィーリアの予備ダイス2(出目8)と、
エレアノールの予備ダイス2(出目)は未使用なのでGM預かりとしますね!

【ダイスチャットからの添付】

17:43:24 テッピン@GM エル戦序盤 2d6+6 Dice:2D6[6,1]+6=13
17:43:36 テッピン@GM エル戦中盤 2d6+6 Dice:2D6[3,4]+6=13
17:43:50 テッピン@GM エル戦終盤 2d6+6 Dice:2D6[1,6]+6=13
17:44:06 テッピン@GM 何と言う7尽くし…
メンテ
きっとその願いが叶わなくても ( No.53 )
日時: 2012/12/30 21:10:15
名前: パック 

「ウードという男は勇者かもしれないなぁ。」
クローディアの一手を受けながら、何気なく言う。

「ジョージという冒険者の宿の亭主の言葉だが、英雄は実績を残したもの、勇者は素質だと。

人を惹き付ける魅力はその素質と言えよう。」

見る目あるよ、とクローディアに微笑む。

盤上の状況は良くない。

やはり、貴族のたしなみの差か。

正直、勝つのはすでに難しいと言えよう。


だけど、まあ、少しだけ仕掛けを施させてもらおう。

この状況下では、悪手ととれる位置に兵士を配置。

「ところで先程シェフィーリアに負けたそうじゃないか。

敗因は君のうち損じ、だろ?」


くっくっく、と可笑しそうに笑う。

「打たされたんだよ、彼女の策によってね。」


クローディアにあの村でのことを聞かせる。


ある密命をおびてターゲットに近づこうとした俺を言葉一つで阻止したこと、そして、追い詰められた俺を嘲笑うかのように翻弄したこと。
何よりも俺が意識を失うその瞬間を狙って仕掛けられたその魅惑。

「今、思い出しても戦慄する。それ以降は俺は彼女のことを畏怖と敬意をもって、ピンクの悪魔と呼んでいる。」

策士さえ、小悪魔すら超越した存在。


「...おっと。」

彼女のチェックがかかったところで、自らのキングをつかむ。

そして、開始から動かなかったキングの位置を指し、

「これが答えだ。」

 今はまだ伝わることのない言葉。

「何気ない仕草、言葉には意味がある。

例えどんなに無意味に見えようとも、だ。


忘れてはいけないよ?」


その瞬間から盤上は変化する。

圧倒的だった形勢は拮抗し、終わってしまえば、引き分けにまでなっていた。

「友達と、こうして知力の限りを尽くすのは楽しいものだな。


また、やろう。」

ニッ笑って見せた。

ほどなく、オートたちがもどってきた。
開口一番のオートの謝罪にキョトンとしてしまったのは否定出来ない。

そして、戦慄した。

あの明らかに塩と砂糖を間違えたボロボロに焦げたお菓子を食べたであろうに、ありがとうだと!?

この様子、本気だ。

『我々の世界ではご褒美です』

ということか!?

「やだ、こわい...」

思わずそういってしまった。


PL:歌はいいね!

【2012/12/30 22:24:32 投稿者修正】
メンテ
袖すり合うも多生の縁 ( No.54 )
日時: 2012/12/30 23:03:45
名前: ウード 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=448

エルがオートを連れてもどってきた。
オートにさっきのとげとげしい雰囲気はもうない。

必要なときにそばにいられるってのは、得がたい能力だ。
だからふたりとも、縁をだいじにしていっしょにいるといい。

どこにいるのかも、生きてるのか死んでるのかも分からない人を想うのは、
とてもしんどいものだからね。
もう慣れたし、ほとんど思い出すこともないけど。

パックのほうはパックで、この長いとは言えない時間で、
ペルシャと友誼を結んだらしい。
奔放に見える言動は計算なのかもしれないな、本当に大した奴だよ。

-----

「こりゃあ、うまいね」


むしゃむしゃ

茶も菓子もけっこうなお手前だね。
このお姫さんのために淹れられることがないのが残念でならないよ。


>「お歌にする時はあれよね、
> クローディアちゃんに手ずから入れてもらったことにしなくちゃ!」

>「歌?私との事を歌にしてくださるのですか?」
>「嬉しいです!是非お聞きしたいですわ」


「へえ、シャーリィの歌かい。そいつは楽しみだねえ。
 俺たち三人も歌をうたうんだよ。
 皆でわいわいやるのもいいかもね」


とりあえず茶と菓子を十分詰め込んでからね。

-----
PL:
遅くなりすみません!
キーボードが普段使ってるのと違うので、
普段より入力に時間がかかる…うごごご
さらに力を入れないと「y」が打てない…


みなさまよいお年を!

-----
ダイス
サイゾウ@ウード : よび1 2D6 → 6 + 6 = 12
サイゾウ@ウード : なんと
サイゾウ@ウード : よび2 2D6 → 4 + 6 = 10

【2012/12/30 23:35:13 投稿者修正】
メンテ
これからはじまるアンサンブル ( No.55 )
日時: 2012/12/31 23:14:00
名前: オート・メララ 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=446

>「こんなに新鮮な気持ちで指したのは本当に久しぶり!
> とっても刺激的でしたわ」

>「よかった、君たちを招いて正解だったよ。
> クローディアのこんな顔、ボクも久しぶりに見た」


「ふむ、楽しんでいただけたようで幸いです」


シェフィーリアの勝利や、ウードの健闘、パックの奇策。
もっと無残な勝負になってしまうかと思っていた『戦い』は、
案外とホスト殿を楽しませることが出来たようだった。

…というか、エレアノールですら見せ場があった戦いなのに
私が一番どうしようもなかった気がする。
うぬぬぬぬ。


「こんな事でよかったら、またいつでも…
 あ、いや」


ふと思った疑問に、口が淀む。

今日のこの出会いに、次はあるのか。
それとも…?


────────────────────────────────


>「やだ、こわい...」


「なにがだよ、パック」


危ないヒトを見るような目を向けてくるパックであった。
うむ、やはりさっきは持ち上げすぎていた。
コヤツにエレアノールは任せられん。


「シェフィーリア、悪魔はお前だとか言ってやれ」


────────────────────────────────


>「へえ、シャーリィの歌かい。そいつは楽しみだねえ。
> 俺たち三人も歌をうたうんだよ。
> 皆でわいわいやるのもいいかもね」


「おっ、なんだなんだ。
 もしかして演るのか?」


いそいそと自分の楽器を取り出してみる。
『外』とここの温度変化で、壊れて無ければいいが…


「お茶とお菓子の礼…というのもなんだが、
 皆で一つ二つやってみようじゃないか」


「もちろんパックもな?」


にやり。

せっかく5人中の4人なのだ。
最後の一人にも歌ってもらわねばなぁ…くっくっく。


────────────────────────────────
-PLスキャラより-

取り急ぎこんなぐあいに!

あと何回進行があるかわからないけど、ウードとシェーリィに
もっと絡みたいスキャラなのでしたー

以下、予備ダイス。

23:12:38 スキュラ@オート 予備1 2D6 Dice:2D6[1,4]=5
23:12:44 スキュラ@オート 予備2 2D6 Dice:2D6[6,3]=9


────────────────────────────────
────────────────────────────────


お菓子を食べて、
部屋に戻る前に。


>「…あのねオート。
>わたし、『恋』っていうのがまだよくわかんない」


「そうか」


だが、もはや焦るまい。
この娘はこの娘のペースで歩めばいいし、
私も急かさず、傍らを行けばいいのだ。


>「でもね、わたしはオートのこともみんなのことも大好きだよ。
> だからずっとオートと…みんなといっしょにいたいな」


「そうだな。
 きっとそうしよう」


繋いだ手に、少しだけ力をこめる。


「一緒にいような、
 エル…」

────────────────────────────────
いいかげんにしろと言われそうなので末尾に(ry
メンテ
【進行7.8】諧謔は天性。 ( No.56 )
日時: 2013/01/02 01:14:15
名前: テッピン@GM 

チェスを打ちながら、パックの饒舌は止まらない。
如何なお嬢様育ちのクローディアとは言え、
これがパックの盤外戦術な事は分かっているようだ。
些かマナーは悪いが、これもまた戦いの一つ。文句は言わない。

しかし、ウードの事。シェフィーリアの事。
言葉半分に聞き流せない内容が次から次へと飛んでくる。

「ウードさんの事を詳しくは存じ上げませんが」

対局中故、言葉は少ないが。

「勇者の素質が十分にお有りのように見えますわ」

ウードについてはそのような感想を述べ。

「シェーリィさんは、策を弄する方のようには見えませんけど。
 ですけど、パックさんにとってはそうなのかも知れませんわね」

シェフィーリアについては苦笑いを浮かべながらそう応えた。

そして、不意に見せた意味有りげな仕草。

>「何気ない仕草、言葉には意味がある。
> 例えどんなに無意味に見えようとも、だ。
> 忘れてはいけないよ?」

ペルシャは見逃さなかった。
眼が大きく見開かれ、「分かった」と言う表情になる。

「憶えておきますわ。パックさんの言葉は示唆に満ちていて、
 知的好奇心をくすぐられます。当時の貴族たちの中に
 貴方ほどの知性をお持ちの方がいらっしゃったら良かったのに…
 と思うと残念でなりませんわ」
 
クローディアも、ペルシャの反応から何かを感じたようだ。
だが、具体的にパックが何を伝えようとしていたのか迄は分からない。

>「友達と、こうして知力の限りを尽くすのは楽しいものだな。
> また、やろう」

「ええ、是非」

にこりと微笑むクローディアの表情は、何処か寂しそうだった…

***********************************

>「やだ、こわい...」

>「なにがだよ、パック」

>「シェフィーリア、悪魔はお前だとか言ってやれ」

賑やかなやり取りが行われ、言葉がぽんぽんと飛び出してくる。
その様子をクローディアは、くすくすと笑いながら見守っている。

>「へえ、シャーリィの歌かい。そいつは楽しみだねえ。
> 俺たち三人も歌をうたうんだよ。
> 皆でわいわいやるのもいいかもね」

>「おっ、なんだなんだ。
> もしかして演るのか?」

>「お茶とお菓子の礼…というのもなんだが、
> 皆で一つ二つやってみようじゃないか」

>「もちろんパックもな?」

先のシェフィーリアの提案に、次々と賛同の意見が寄せられる。
一部、パックへの当てこすりを混ぜながらも。

「まあ、皆さんで演奏してくださるのですか!?嬉しい!」

クローディアは手を合わせて歓喜の声を上げる。

「ペルシャも是非ご一緒させてくださいな。
 彼女はライラの腕もなかなかなのですよ!」

「人と合わせるのは久しぶりだな。楽しみ♪」

ペルシャは、弾んだ声で手をわきわきさせている。

「私はご覧の通り楽器を演奏する事は適いませんけど…、
 その代わり歌う事は出来ます。パックさん、一緒に歌いましょう!」

クローディアは目をきらきらさせながらパックに誘いかける。

===================================

【GMより】

お待たせしております。ラストスパートの進行第一弾です!

ペルシャはパックがチェスに込めたメッセージを察しました。
これにはパックの予備ダイス1を使用、冒険者Lv+知力Bで達成値15。
ペルシャは6ゾロ振って完全に察知!以心伝心ですね。
ダイチャでは分かったような書き方をしましたが、
クローディアは達成値14で分からなかった事にしましょう。

皆さんへのレス部分は此処まで。クローディアの追憶に進みます!

【ダイスチャットからの添付】

23:35:58 テッピン@GM パックの思惑に気付くか、ペルシャ 2d6+5 Dice:2D6[6,6]+5=17
23:36:22 テッピン@GM か・ん・ぺ・き・に・き・づ・い・た・!・?
23:36:52 テッピン@GM パックの思惑に気付くか、クローディア 2d6+8 Dice:2D6[1,5]+8=14
23:37:09 テッピン@GM ペナルティー入れても気付いたかな。
メンテ
【進行08】ルミナス家の悲劇。 ( No.57 )
日時: 2013/01/03 00:54:20
名前: テッピン@GM 

>「カストゥールの当時の熱狂が想像できます。
> そして、それに反対するお父上の立場の困難さも」

>「ということはやはり、ルミナス卿はあの黒水晶は…?」

「はい。私も含めてルミナスの一族は皆、黒水晶を拒みました。
 それ故に王を含む主流派に唾棄され、追いやられたのです」

クローディアはオートの予想通りの回答をする。

「それが、マーファ様の掲げる自然の教えでしたから」

そう言うと、クローディアは手を合わせ、小さく印を切った―――

>「そうか、単なる『役目』では、
> やはりなかったのですな」

「単なる『役目』だったら、何百年も一緒には居られないよ」

ペルシャが呆れた表情で答える。

「ボクは自分の意思でクローディアと一緒に居るだけさ。
 彼女はボクの大切な友達だからね」

>「二人はそれからの仲、ということなのでしょうな。
> あの時代から、現代に至るまで」

>「いいなぁ…ハッ!?」

「全くもう!他人の事を羨ましがる前に、
 キミはもう少し自分でそう言う相手を見つけたらどうなんだい?」
 
オートの妄想気味な言葉にちょっと引いてしまうペルシャであった。
それにしてもこの言葉、様々な解釈が成立し得る。
何処まで意図しての発言なのやら…

***********************************

…クローディアの話は途中、混ぜ返されたり行きつ戻りつしながらも進む。

「我々ルミナスの一族は、魔力の塔崩壊後の混乱の中、
 不毛な争いを避けるべく奔走しました。
 しかし、長年の支配で溜め込まれた怒りは、収まらなかった…」

焼き菓子は大半が食べ尽くされ、茶も残り少なくなった。
それでも茶が湯気を失わないのは、ポットが保温性の高い磁器で
出来ているお陰であろう。

「近辺の蛮族達にとって、我々ルミナスの一族も憎い支配者の一員でした。
 この城は真っ先に攻撃目標として選ばれました。 
 そして、本国は救援の手を差し伸べてはくれませんでした…」

混乱甚だしい故に辺境防備に手を割けなかった事。
加えて、極めて政治的理由から見捨てられた事。
パックとエレアノール、シェフィーリアは背景に横たわる事情について察した。

加えて芸術神たるヴェーナーの神官であるウードは確信する。
ルミナスの一族は当時の支配者層としてはあるまじき、
大地母神を信仰していたが故に、蛮族との密通を疑われ“消された”のだと。

「私達は自分の身を守る為に戦わざるを得ませんでした。
 しかし、数の違いからすぐに追い詰められます。
 私も捕らえられそうになり、このまま辱めを受ける位ならと」

自ら命を絶とうとしたその時。

「…私には将来を誓い合った方が居ました。
 思慮深くて優しい方でした。そう、ウードさん。貴方によく似た…」

クローディアは潤んだ瞳でウードを見つめる。
その奥には、静かな炎が燃えている。

「その方と、約束してたんです。

 『この戦いが終わったら、此処で一緒に暮らそう』と」

喋るのを止め、しばし沈黙が流れる。
クローディアは瞳を閉じている。
ペルシャは、黙々とカップに茶を注ぎ足している。

「この部屋は、避難所として父が作ってくれたものでした。
 この奥には、マーファ様の礼拝所も備えてあります。
 生活の一切が此処で賄えるよう、作られています」

この様な魔法の力で稼動する部屋は大地母神の信仰に反するものでは、
と誰かが思ったのかも知れない。
だが、今は無きルミナス卿も人の子であったのだろう。

…全ては愛する家族の為に。

「私は此処で死ぬ訳には行かない!そう思った時、
 私は《幽体離脱》の呪文を用い、肉体の枷を解き放っていました。
 そして、この部屋へと戻って来たのです。

 ―――ですが、あの人は遂に此処を訪れませんでした」

クローディアの言う『あの人』が、果たしてどうなったのかは分からない。
死んだのか。何らかの事情で来られないまま一生を終えたのか。
己が身可愛さ故に逃げだしたのか、本気では無かったのか。

それとも、利用していただけなのか。

「城は直後に攻め滅ぼされ、一族は皆殺しにされました。
 《幽体離脱》した者も居たようですが、やられてしまったようです。
 私は、そう言った意味では運が良かったのかも知れませんね」

自嘲気味に呟く。

「とにかく、こうして当時の晴れぬ想いを抱えたまま、
 自分の意思ではどうする事も出来ずに、
 此処でのペルシャとの暮らしが始まりました。そうして今に至る訳です」

長いお話を聞いてくださり有り難うございました。
クローディアは、そう言って自分の話を締め括った。 

「…と、辛気臭い話はこれでおしまい!」

急にクローディアは調子を変え、手をぱんぱんと叩く仕草をした。
音は当然しない。気分の問題だろう。

「私が此処まで話したんですもの。
 皆さんも何か一つずつ身の上話をしてくださいね!
 これは絶対です。この家の主人として、命令させて頂きますからね!」

茶目っ気たっぷりな仕草は、彼女本来の気質が陽性である事を伺わせる。

「クローディアはこう見えて怖いよ〜っ!
 逆らうと《電撃の網》でバリバリされちゃうからねっ」

ペルシャの笑みもとても悪戯っぽい。

===================================

【GMより】

お待たせしましたのラストスパート進行第2弾です!

ルミナス一族はマーファを信仰する一族でした。
貴族階級が贅沢してる癖に何言ってんの?という声も聞こえそうですが、
信仰の在り方には幅があって差し支え無い、というのがGM解釈です。
ロードスでもカーラはマーファを信仰してましたしね。

皆さんの保留していた予備ダイスは、
ルミナス滅亡の背景に関する<知識>及び<伝承知識>に使用しました。
達成値12のシェフィーリア、達成値10のエレアノール、
達成値11のパックは本文の通りの事情を理解します。
加えて6ゾロだったウードは、隠された信仰故にスパイ容疑を掛けられ、
ドサクサに紛れて滅ぼされた事を察します。

クローディアは城を攻められた際に敵に捕まって陵辱されそうになり、
其処から逃れる為に《レイスフォーム》を使って逃げたと言います。
今皆さんが居る異空間は故ルミナス卿が作ったシェルター兼礼拝所。
此処で婚約者と落ち合う約束をしていたが訪れず。
成仏出来ずにペルシャと暮らして今に至ると言う訳です。

ウードは、クローディアの婚約者がそもそも王国側のスパイで、
ルミナス家の内情を知る為に利用&見捨てられたんじゃないか、
と思って構いません。全ては6ゾロ故に!(笑)

ウードの予備ダイス2(出目10)とオートの予備ダイス2(出目9)は
今回破棄とさせて頂きます。すみません!

【GMから次回投稿に関してお願い】

クローディアから昔話をして欲しい、とのオーダーが出ております。
各自何か一つ、「お題」を決めて頂き、その事を皆に話してください!
勿論、誰も知らないようなコアな話程、熱烈に歓迎されます(笑)

キャラの設定を掘り下げたり、メンバー間の交流を深めるよい機会ですので、
是非是非楽しんで書いてみてくださいね!

あと2回の進行でエンディングが見える筈!

【2013/01/03 00:58:21 投稿者修正】
メンテ
例えそれが運命なのだとしても ( No.58 )
日時: 2013/01/04 00:03:43
名前: パック 

>「クローディアはこう見えて怖いよ〜っ!
 逆らうと《電撃の網》でバリバリされちゃうからねっ」

「な、なんだって!?

お、おれはダメだぞ!

電気バリバリは俺にはご褒美じゃないぞ!

やるならオートにしてくれ!!
ご褒美になるから!!」


 わたわたしながら、シェフィーリアの影に隠れる。

「で、でも、歌はいいな!!

俺も歌は好きだ!

是非、歌おう!」

 シュエフィーリアの影からニヤッと笑って見せる。


 だけど、楽しそうだった笑みを、どこか懐かしむようなものに変えて、俺は口を開いた。

「・・・まあ、その前に一つ俺のことを聞いてくれるかい?」


 シェフィーリアの影から出て、何気なく部屋を歩きだす。

 皆の顔を見渡す。

「・・・あれは俺がまだラムリアースの片田舎にいたころの話だ。

 その頃、俺には二人の男女の幼馴染が”いた”。

 ・・・ちょうど、オートたちのような関係に近いといえばいいかな?

 村だからね、年の近い奴らは自然と一緒にいるもんだったしね。」


 スワローテイルの三人をなんとなく見やる。


「・・・ずいぶん前のことのようにも思うけど、3年しかたっていない話だ。

 幼馴染の女の子の方がはやり病でね。

 村ではよくあることさ。

 都合よく腕の良い医者がいるわけでもないから。

 だんだん衰弱していくアイツを俺たちは見ていることしかできなかった・・・。」

 足を止め、下を向く。

「俺たちは毎日アイツに会いに行った。

アイツはいつも笑っている奴だった。

元気いっぱいで。

あははは、てね。

俺たちはその日村であったことをいっぱい話した。

といっても、小さな村で、おれもまだ魔術の素質があることも分かっていなくて、話すような出来事が毎日毎日起こったりするわけもなかった。

だから、さ。

俺たちは”いつか”の話をいっぱいしたんだ。

”いつか”治ったら、あれを見に行こう。
”いつか”あれを試してみよう。


・・・どうして、俺はあの時に、”今”何かをしなかったんだろう。」

 顔をあげ、クローディアを見る。

「俺が、俺たちがアイツに話をしてる時、どんな顔をしていたかというとね。


・・・笑ってたよ。

可笑しそうに、陽気に、今までのように。

俺たちが大好きだった笑顔で。




そして”いつか”の話をした時はさびしそうに。」


 胸に手を当て、アイツを想い出す。


「おんなじだよ。

あん時と、さ。」

 優しく、でも強い意思を心に持とう。

「50年待て。

それまでに、君の楔を解く方法を見つける。


 そんなことできっこないって?

 そんなの”やってみなきゃわかんない”

 そもそもが俺はその常識を超えた自由さに憧れて冒険者になった。

 俺が魔術師になろうとしたのは、アイツを救うとかじゃない。
 アイツがいなくなった世界から、あの村から逃げたかっただけ。

 アイツがいなくなって、3年。残ったのは後悔ばかりだった。

 なんでか?

 あの時に俺に出来ることが何もない、なんて思い込んでいたから。

 俺はあの時本当に全力を出せていたのか?

 そう、思うから。



 一言でいうと後悔なんかしたくないだけだ。」


 皆を見る。

 ペルシャもクローディアも。

「例え、命が失われてたとしても、だ。


クローディア!君は今、ここにいる。

俺の前に。


繰り返すぞ、クローディア。

君はここにいる。

君は、君たちは俺の友達だ!!


だから!そんな笑い方するな!」

 

「俺たちは、今日、ここで初めて出会ったんだ。

何もかもこれからだ!


いつだって!また会って、何回でも歌って!

チェスを勝負するぞ!

次は引き分けにはさせない、俺が勝つ。


・・・君の想いも始まったばっかり、だろ。」


 例え、これがただの偶然だとしても。

 出会ったことは、奇跡で、

 今、ここでこうしている。

 だからこそ、できることが必ずあるんだ。



PL:お題!クローディアとペルシャは救えるか!

救うという意味が生命の復活に限らず、精神的な昇天も救うにはいると考えます。

パック過去話も絡め。
おまけのパック設定では幼馴染のもう一人は生きております。





 
 

メンテ
あなたの のぞみ ( No.59 )
日時: 2013/01/04 02:43:56
名前: シェフィーリア  < >
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=481

>「私が此処まで話したんですもの。
> 皆さんも何か一つずつ身の上話をしてくださいね!
> これは絶対です。この家の主人として、命令させて頂きますからね!」






困った。

あたしは別に、これと言って面白い身の上話を持ってない。
パパとママのお話は、パパとママのお話であって、あたしの話じゃないし。

何故かあたしの背中に隠れるパックは気にしないことにする。
……もうつかれた。


そしてパックが語る。
彼の《身の上話》を。



「うーん、あたしはそんなすごいお話ないよ」


ハーフエルフであるから何かしらあるだろうと思われても、その、困る

「あたしは、ママがエルフで、パパが人間なのね。
 ええと、ママのお兄ちゃんが、冒険者でね、パパと同じパーティの人だったのね。それで、村に来た時に、ママと恋に落ちたんだって」

これは全部、パパとママのお兄ちゃんと同じパーティにいたグラスランナーのバードさんから聞いたお話。
脚色はしてるけどちょっとだけだよ、と笑う彼に、あたしは歌い方とかを教わった。
彼の真似をして、リュートを軽くつま弾いてみる。あの人はそういえば、話す時もいつもこうやって、リュートをつま弾いていたっけ。



「♪ これは 星降る夜の物語
 不思議な愛の 物語 ♪」


何度も何度も聞いて、覚えてしまった一つの歌。
パパと、ママの愛の歌。
エルフの森と、エルフの村を救った人間の英雄の物語。
彼が愛した、エルフの女性の歌。

恋愛の部分よりも、英雄の勲の方が強い。
パパとママの恋愛よりも、その葛藤よりも。
エルフの森に現れたメデューサについての方が詳しい。戦いの過程そのものよりも。



* * *

クローディアちゃんとペルシャちゃんの事について、熱弁をふるうパックを見て考える。

「結局パックの言うそれって、その友達の時と変わらないと思うんだけど。
 “今”どうしてあげる事も出来ないから、先送りにしただけでしょう?」

彼女たちの望みも聞かぬまま、あたしたちの「後悔したくない」に巻き込むのは絶対によろしくないとあたしは思う。
クローディアちゃんが、探してほしいというのなら、探すのはやぶさかではない。友達だもの!
でも。けれど。

「クローディアちゃんはどうしたいの?
 たまに遊びに来て、っていうなら、あたしは構わないよ! お友達だもの!」

それはきっと、みんな同じなはず。
友達のところに遊びに来るのに、理由はいらないよね。
けど、違うよね。

お話聞いて、なんとなーく思った。






あたし達を、ここに、呼んだ理由。

――――――――――
PL@りん;

パパとママのお話は、詳細を決めていませんw
ちなみにシェフィーリアは普通に幸せに育ってきたので、大した身の上話は本当に持っていません。
エルフの村での生活について話した方が、クローディアは楽しいと思うんですが(彼女とは絶対に生活様式が異なりますので)、シェフィーリアにとってはそれは面白い話ではないので、それよりは、と一曲歌います。

この歌についてですが、オランでは知られていないと思っています。
シェフィーリアの実家のある森はオーファンが近く、その辺り出身だったら知っているかもしれない、程度。

01:23:35 りん@あなだれ頑張る ≫ 2d6+4 歌唱判定 <Dice:2D6[5,1]+4=10>
01:23:47 りん@あなだれ頑張る ≫ 2d6+4 演奏判定 <Dice:2D6[5,1]+4=10>

途中ちょっと音をはずしたかもしれませんが、1レベルなのでお許しください(´・ω・`)



※呼んだ理由

ウードが婚約者に似ていたから、からの妄想です。

ウードに、空に返してほしいのかな、と。

あの時約束していた婚約者は来なかったけれど。
それから500年して、ウードが来たわけでしょう?
リーンカーネーションとかある世界のお話ですから、ウードが生まれ変わりの可能性も、無くはない訳で。
子孫の可能性も含めて(笑)。

当たっているかどうかではなくて、シェフィーリアはそう考えました。。


りん@シェフィ : 予備1 2D6 → 4 + 6 = 10 (01/04-02:41:20)
りん@シェフィ : 予備2 2D6 → 1 + 6 = 7 (01/04-02:41:26)
メンテ
由来 ( No.60 )
日時: 2013/01/05 15:35:06
名前: ウード 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=448

>「50年待て。
>それまでに、君の楔を解く方法を見つける。

>「結局パックの言うそれって、その友達の時と変わらないと思うんだけど。
> “今”どうしてあげる事も出来ないから、先送りにしただけでしょう?」


「シェーリィ、それはちょっと違うんじゃないかな。たぶん」

「パックは“あのとき”は病を癒すためにどうすることもできなかったんだろう。
 行動することさえ思いつけなかったのかもしれない。
 “今”はそうじゃない…と思う」

「先送りといえばそうなのかもしれないけどね。
 少なくとも、意志のない先送りじゃあないと思うよ」

「お姫さんを解放しても一銭も得られないかもしれんけどね」


パックにニヤリと笑いながら付け加えてやる。

タダ働きを嫌がってたはずのパックがどうだ。
やっぱりパックも俺たちと同類じゃないか。


「もちろんお姫さんの心しだいだし、話が大きすぎるから安請け合いはできんけど、
 パックの話、俺はそんなに悪くないと思うよ」


そして楽器を鳴らす。


べんべん


「オランについてからは、ファンムの遺跡で妙な偽者野郎やらの攻撃を避けたり、
 食人鬼の拳を避けたり、赤肌鬼の精霊使いの魔法を食らったり、
 鳥野郎の攻撃を避けたり、してきたんだけどね」


我ながら避けてばっかりだな。


「ファンムの冒険のあと、エルやオートと意気投合して組んだってわけさ」


これまでの冒険や、スワローテイル結成の話なんかを簡単に話す。
そのへんくわしいことはふたりが話してくれるだろ。


べんべん


「俺がいた一座にも流行り病がおしよせた。
 時期もパックの村と同じころかな?」

「それでまあ、俺の両親が病にかかっちまってね。
 あんまり苦しみはしなかったみたいだけど。
 それで一座から出て、うろうろしてるうちにオランにたどりついたんだ」

「というわけで、俺にゃ帰る家もない。待ってる人もいない。
 だから確かなものがほしいんだ。
 俺がくたばっても、千年語り継がれる歌を残したい。俺たちの歌をね」

「今となっちゃもう行方がわからない、生きてるかどうかもはっきりしない、
 けどできればもう一度会いたいと思う人はいるけどね。
 もうほとんど思い出すこともないし、顔もおぼえてないけれど」


…お姫さんと違って。

五百年待ち続けることも、五百年忘れずにいつづけることも、俺にはできない。
すんだことより、これからを考えたい。


べんべん


「この楽器はウードって言ってね」

「俺の名前はこいつからもらったんだ」

「俺はウード。スワローテイルのウード」


べんべん


「お姫さん。あなたには悪いけれど」

「俺はあなたが俺の向こうに見ている誰か、じゃあない」

「『此処で一緒に暮らす約束』を果たすことは、俺にはできないよ」


べんべん


「だけど、時を越えた新しい友人として」

「望むなら、パックが方法を見つけるまで、
 ときおりここに訪れてチェスのお相手するくらいはできるだろうさ。
 その反対に、もう開放を望むなら。
 受け入れるなら、魂を慰める歌をうたうこともできる」


その想いをうたい、語り続けることもできるかもしれないな。


「俺たちにできることなら、叶えてあげたいと思っているよ。
 …クローディア」

-----
PL:
トークは短いですが、本人にとってはけっこう心の奥のほうのことを話しているつもり。

クローディアを幸せに成仏させるのがいいのかなーと当初は思っておりましたが、
クローディアに悲壮感が無いので、パック案も含め、
友人として交流しつづけるのもアリなのかな?と思い返したりしてます。

ええーい、お前はどうしたいんじゃ!と、聞いてしまおうと思います。


今べんべんやってるのはこんな感じの。
http://www.youtube.com/watch?v=6N7wEzSRPWQ


-----
ダイス
サイゾウ@ウード : 楽器演奏 2D6 → 5 + 6 + (5) = 16

サイゾウ@ウード : よび1 2D6 → 6 + 3 = 9
サイゾウ@ウード : よび2 2D6 → 6 + 1 = 7

【2013/01/05 15:40:27 投稿者修正】
メンテ
望郷と悠久と ( No.61 )
日時: 2013/01/05 23:49:54
名前: エレアノール 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=445

「その女の子はちゃんと救われてたんじゃないかな」

「ありがとう、ってきっと思ってたと思う。
その女の子は」

わたしが勝手にそう思っているだけ。

パックと同じようなこと、わたしにもあったから。
でも、あの時のあの子は笑っていたような、そんな気がしたから。

今度村に帰った時、お花をお供えに行こう。


ーーーーーーーー


「えーと、うーんと…
お話、お話…」

みんなをびっくりさせられるような話なんてないなあ。

「わたしが故郷の村にいた時のお話。
そんなすごい話じゃないんだけど…」 

うう、長い長い話をするのは緊張するなあ。
すぅと一回深呼吸。
…よし!

「私の住んでた村はね、そんなに大きくはなかったんだけどね…あ、でも村の真ん中にとっても大きな木は生えてたし、村長のおじいちゃんはとても背が高かったんだよ」

…あれ?
ちょっとお話がズレてきてる気がする。

「ある時ね、村に冒険者の人が来たの」

まだわたしがちっちゃくて、おとなしかった頃。

村でよく妖魔を見かけるようになったから冒険者を呼んだんだっけ。
それであのお兄さんがわたしの村に来たんだ。

その人はかっこよくて、色々なところを冒険してたみたいで。

「その村に来た冒険者のお兄さんを見て『わたしも冒険者になりたい!』って思うようになったんだ」

今はどうしてるのかわからないけど、きっと誰かのことを助けたりしてるんじゃないかな。

「それでね、そのお兄さんとお別れする時に教えてくれた歌があるの」

「オートとウードは知ってるでしょ?
この歌」

やっぱりわたしは長くしゃべるのは苦手。
わたしもシェーリィみたいに歌を歌ってみよう。


『帰ろう、我が家へ…』


やっぱりこの歌、大好き。
この歌をうたうと、わたしの家を思い出せるから。


ーーーーーーーー

「…それでね、15歳になって冒険者になって、オランって街に来てオートと会ってね、そのあとすぐにウードとも出会って…それで3人でパーティを組むことになったの」

「ふたりともとても優しくて、すっごく頼りになるんだよ!」

春に出会って、初夏のころに組んで、そして夏になって秋になって…
もうそんなになるんだ。


「…じゃあ、これでわたしのお話はおしまい!
えへへ、けっこう長くなっちゃったかな」

ーーーーーーーー

「わたしも毎日は難しいかもしれないけど、ここに遊びに来るよ!」

「さっきはチェス負けちゃったけど、今度は負けないよ!
もうやり方だって覚えたんだもの」

このままずっと友達としていられるならそれだっていいと思う。
でも、ウードが言ってたみたいに、開放されたいっていうなら…わたしたちはクローディアのしたいようにしなければって思う。
けど、もしそうなったらペルシャちゃんはどうするのかな。

「ペルシャちゃん、もし、もしもだよ。
クローディアがいなくなったら、さみしい?」

寂しくないわけなんてないよね。
何百年もいっしょにいたんだもん。



ーPLー
すみません遅くなりました!


『同じようなこと』とは子供の時、こっそり飼っていた野良猫が病気で死んじゃった事なのでした。
エレアノールにとっては結構重大なことだったのでしょう。

件の冒険者のお兄さんですが、きっと槍使いでマフラー装備だったのではないでしょうか!
ヒーロー志向高めでちょっと調子に乗った感じのほら吹き冒険者だったんだと思います。
小村のゴブリン退治だから低レベルな冒険者だったんでしょう。
で、エレアノールは彼が話したでたらめな冒険譚を信じちゃって冒険者になってしまったという訳です。(だからどうこうというわけでもないのですが!)
今彼はどうしてるかわかりませんが、きっと何処かで立派な冒険者になっていることでしょう多分きっと恐らく。


彼に教わった歌はこんなイメージです↓
http://www.youtube.com/watch?v=xMdBhh-qWzs

またこの歌か!
いやPL自身もお気に入りの歌な物でつい…


−ダイス−
うたー 2d6+3 Dice:2D6[6,3]+3=12

良かったファンブらないで…

予備1 2d6 Dice:2D6[3,1]=4
予備2 2d6 Dice:2D6[6,2]=8




−以下勝手な妄想−

さあ、クローディアをどうするかですが彼女の望むままにすればいいと思います。
クローディアはペルシャをこの場所に縛り付けていることに罪悪感を感じている。
ならばペルシャを解き放つために成仏を望みそうな予感。

ペルシャは表面上はそれを祝福するかも知れませんが、恐らく内心ではずっと一緒にいたいと思っているのではないでしょうか。
このままクローディアが成仏したとしても、ペルシャは恐らく生涯このお城に住み続ける気がします。ペルシャは外界にあまりいい気持ちを抱いていない気がしますし。
PC達が時々遊びに行けばいいかと思いますが、結局ペルシャはこの場所に心を囚われたままになってしまいそうな気がします。
…だからと言ってどうすればいいかというとわかりません!
結局クローディアの意思を聞いてからで!


と、勝手な妄想を書き連ねてみたのでした。



※謎空白を修正!

【2013/01/06 00:04:44 投稿者修正】
メンテ
死は再生と共に。我が愛は彼の愛と共に。 ( No.62 )
日時: 2013/01/06 18:08:52
名前: オート・メララ 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=446

「ふむ、私の父が死んだのもウードやパックの所と時期が重なる…
 あの時の流行は、大陸規模の物だったのかもしれんな」


やはり親しいものの生死というのは、その人の人生を動かす
大きな要因なのだろう。まったく違う場所で、似たような不幸があり、
気づけば同じ場所で冒険者になっているのだから不思議な物だ。


「ただ、私はあの一件を忌まわしいものとは、どうも思い切れない。
 私がこうして『外』に出ることが出来たのは、
 父が病床についてからの1年間があったからなんだ」

.
.
.
.

「父が病床につくまで、私は家の中でも持て余されていてな。
 働きもせず昼寝ては夜遊び歩き…
 家を継いだ兄とはよくケンカになったものだった」

「父とはずっと疎遠だった。私が10歳のとき賢者の学院で落第してから
 ほとんどクチも聞かなかった」

「それがあの年、流行り病の波がオランにも届いて状況が変わった。
 父が倒れて、ラーダの施療院にかつぎ込んだ時にはもう手遅れ…」

「だがそこで『ハイそうですか』とは納得できなかった。
 謝礼の跳ね上がった呪い師や、高騰する薬草をなんとか買い集めて
 家族みなで父の世話をした。私もいつのまにかソコに加わっていた」


おかげで実家にはまだ借金が残っている。
兄の私塾の経営がいつまでたっても火の車なのはそのせいだ。


「結局、父はそれから1年間生きた。神殿の癒し手が匙を投げてから
 一年…家族皆で手に入れた1年の猶予だった」

「薬草の副作用や、呪い師の祈祷は父には大きな負担だったようで
 父は酷く苦しんだ。だがおかげで、父と十数年ぶりに話ができた」

「いろんなことを話したが…歴史や魔術の話が一番多かったと思う。
 父は学者で、私が古代に興味をもつきっかけを作った人だからな」

「よく誤解されるが、私や父にとって歴史の話は最大の娯楽だった。
 堅苦しい学問答をしているように見えたろうが、
 あの時の私達は趣味を語り合う仲の良い親子だった」

「他にも色々…父と母の馴れ初めや、祖父の代にあったこと。
 父はラーダの敬虔な信徒だったから、信仰の話もした」

「『早く仕事について嫁をもらえ』という説教も、
 あの時は素直に聞けた」


妙な話だが、楽しかった昔を思い出そうとすると
私はいつもあの父の病床を思い出してしまう。
きっとあの時、私は子供に戻っていたからなのだろう。


「父の今際の際は家族で見送った。
 だんだん冷たくなっていく父の手を握って、皆で泣いた」

「だが泣くだけ泣けば、『次』に進む力が湧いてくるものだ。
 父の葬儀を出してから、私は家を出てラーダの神殿に入門した。
 もう穀潰しではいられなかった」

「それが冒険者への第一歩、と…まぁ、それからも色々失敗続きで、
 エレアノールやウードに会っていなかったら、
 多分途中で犬死していたと思うんだがな」


今でも去年の4月を思い出すと背筋が凍る。
死にかけた事は何度もあるが、恐怖という一点では
私は今でもあの一件が最も記憶に残る。

…まぁ、アレもスワローテイル結成に繋がる流れの一部なのだから、
忘れる訳にはいかない事なのだが。


「長くなるからこのぐらいにしよう。面白い話でもないしな。
 エレアノール、そろそろ起きていいぞ?」


────────────────────────────────


「さて、私の話はこれで終わるとして、
 クローディア殿の事だ」

「なにかクローディア殿を解放するだのどうのという話に
 なってるように見えたのだが…そもそもそんな必要があるのか?」

「クローディア殿が我々にそんな事を頼んだか?
 今日突然の来客にそんな事を頼まねばいけないほど、
 彼女は進退窮まった存在か?」

「私はそうは思わない。
 クローディア殿はここまで5人とチェスを差し、
 我々が演奏を披露しようとすれば自分も歌いたいと名乗り出るほど
 生気にあふれている」


精霊力とかそういう意味じゃあ無いぞ?
と一応言っておく。もっと感覚的なものなのだ、とも。


「生きるの死ぬのと…そんな事は本人と家族が決めればいいことだ。
 この場合の家族とは、クローディア殿ならペルシャの事だな」

「500年も一緒に暮らしてきたのだろう?
 もう家族みたいな物さ…と私は思うがね」

「私はラーダの神官だが、不死者だから悪しき者、
 救わねばならぬ哀れな存在とは短絡したくない」

「彼女は肉体がないだけの、知性高き、時代を超えた我々の友人だ」

「私はそう信じる。
 そう感じた自分を信じる」

.
.
.
.

「それからクローディア殿、貴女はペルシャに500年間面倒を
 見られてきたかもしれないが、
 それはペルシャからの一方的な奉仕ではなかったはずだ」

「ペルシャの姿や表情の魅力的なことからそれが分かる。
 ペルシャが貴女に尽くしたように、
 貴女もペルシャを慈しみ、愛してきたのだ」

「自分の愛を疑いなさるな。
 それは相手の愛も疑う行為だ。誠実でない」

「貴女がペルシャを信じるように、
 ペルシャの信じる貴女を信用されるとよい」


…というのは要するに

>「だけど。だけど、あの娘は私のせいで此処に縛られている…」

この懺悔じみたセリフへの反論のつもりだったりする。
喋った内容も、以前神殿に居た頃の説法の流用だ。

どうも私は、神殿を出てからのほうが神官らしい事をしている気がする。
少しは脂が抜けたということだろうか。

.
.
.
.

「故に、私はクローディア殿に干渉は無用と考える。
 クローディア殿は自分で考えられるし、ペルシャもソレを助けよう。
 それでいいはずだ」

「…もちろん、考えた上で助けを求められる事があれば
 それは全力でお引き受けしますが」

「友人からの依頼とあらば、お安くしましょうとも。
 スワローテイルをご贔屓に…ということで。ふふ」


────────────────────────────────
-PLスキュラより-

こんなに書けない日記は初めてでしたと、スキュラです。

皆様大変おまたせしました、申し訳ありません。
テッピンGM、進行の引き止めをお詫びします。
ご迷惑をお掛けしました!



オートがまだ技能一つも取る前の、
一般市民であったころのお話を書いてみました。
ちょうどパック→ウードと流行り病の話が続いてたので、
オートの家でもソレは…ということに捏造したのでした。


クロさんは…やっぱり私には、クローディアが昇天を待っているような
存在には見えないのでこういう感じに書きました。

死にそうな人間って、もっと死にそうな雰囲気してると思うのですよ。
話して遊んで笑って…この流れからクロさんが「天に帰る時がきたわ!」
とか言いだしたら、ちょっと私は戸惑います。

クロさんがペルシャに気兼ねするのは要するに、
オートがエレアを遠ざけなきゃ…とか考えてるのと同じものでしか無く、
それで太陽光分解サヨナラーとは繋がらないと思うのですよ。
少なくともオートは分解される気はサラサラありません。
あんなのはポーズですよポーズ(暴論

好きなら一緒に居ればいいじゃない。
嫌ならペルシャはとっくに出て行ってるよ、と思います。
ギアス?
ナニソレオイシイノ?



うーむ、本当ならこういうことは全部PC発言で書きたいのですが…
消化不良です。長々と掛かった割に完成度低いですね。
そういう意味でも申し訳ありませんでした。
メンテ
【進行09】本当の気持ち。 ( No.63 )
日時: 2013/01/07 20:49:36
名前: テッピン@GM 

クローディアは、静かに耳を傾けている。

パックの流行り病で亡くなった幼馴染の話。
シェフィーリアの両親の馴れ初めの話。
ウードの一座を出てからの話。
エレアノールの憧れの冒険者の話。
オートの父親の話。

時には歌を交えながら、各々がそれぞれの境遇について述べるのを、
ただ黙って聞いている。

何時しか主な話題はクローディアの望みについて、
に変わっていた。
5人は、まるで自分の事のように、熱く語る。

>「50年待て。
> それまでに、君の楔を解く方法を見つける」

パックの力強い宣言。

>「例え、命が失われてたとしても、だ。
> クローディア!君は今、ここにいる。
> 俺の前に。
>
> 繰り返すぞ、クローディア。

> 君はここにいる。
> 君は、君たちは俺の友達だ!!
> だから!そんな笑い方するな!」

>「俺たちは、今日、ここで初めて出会ったんだ。
> 何もかもこれからだ!
> いつだって!また会って、何回でも歌って!
> チェスを勝負するぞ!
> 次は引き分けにはさせない、俺が勝つ。
> …君の想いも始まったばっかり、だろ」

根拠など全く無い。だが、真摯な気持ちは十分過ぎる程伝わってくる。

>「クローディアちゃんはどうしたいの?
> たまに遊びに来て、っていうなら、あたしは構わないよ! お友達だもの!」

シェフィーリアの裏表無い純粋な言葉。

>「俺たちにできることなら、叶えてあげたいと思っているよ。
> …クローディア」

ウードの厳然とした回答、そして人としての優しさ。

>「ペルシャちゃん、もし、もしもだよ。
> クローディアがいなくなったら、さみしい?」

エレアノールがペルシャに向けた思い遣りの心。
その言葉はクローディアとペルシャに衝撃をもたらした。

>「自分の愛を疑いなさるな。
> それは相手の愛も疑う行為だ。誠実でない」

>「貴女がペルシャを信じるように、
> ペルシャの信じる貴女を信用されるとよい」

冗長ではあるが聖職者としての威厳に満ちた、オートの言葉。

「…皆さん、其処まで私の事を考えてくださって…」

しばしの沈黙の後、クローディアはぽつりと呟いた。
瞳には、またしても輝くものが滲んでいる。

「仰る通り、私はウードさんに【送って】貰う事ばかりを考えていました。
 しかし、遺されるペルシャの気持ちを考えていませんでした…」

クローディアは、ペルシャを見つめる。

「ペルシャ…ペルシャはどう思いますか?
 貴女はいつも私の気持ちを理解して尽くしてくれました…
 皆さんをご案内するのも快く引き受けてくれたわ。
 でも、でも…本当の気持ちを教えて欲しいの。
 気を遣わなくてもいい、貴女の嘘偽りの無い心を教えて頂戴」

ペルシャはスカートの裾をぐっと掴んで下を向いている。

「ボクは…」

ぽたり。

「ボクは…」

熱い雫が滴り落ち、裾を濡らしていく。

「ボクはっ、クローディアと別れたくないっ!」

ペルシャの中で何かが弾けた。
立ち上がり、顔を上げる。
その顔は、止め処ない涙でぐしゃぐしゃになっていた。

「頭じゃ分かっているよ?ついさっきまでボクはそのつもりだったんだ。
 これでクローディアを…クローディアを楽にしてやれるって!
 だけど、だけど…
 エルに言われてクローディアが居なくなってからの事を考えたら、
 ちっとも楽しくないんだ。ちっとも嬉しくないんだ。
 
 クローディアが居ない部屋にお花を飾っても。
 クローディアが居ない部屋をお掃除しても。
 クローディアが居ない部屋で料理をしても。
 クロデーィアが居ない部屋で歌を歌っても。

 ちっとも嬉しくないんだよ… 

 だから。だからお願いクローディア、置いて行かないで。
 ボクを一人ぼっちにしないでよぉぉぉぉ」

うええええん。

ペルシャは泣いた。
500年を生きた賢獣が、その心を剥き出しにして。

「分かりました。分かったわ。有り難う、有り難うペルシャ」

クローディアが、ペルシャの身体に重なる。
その肉体に触れる事は適わない。触れているのは、もっと大事な所だ。

「こんな私に500年も付き合ってくれて有り難う。
 私に愛情を注いでくれて有り難う。
 私の心を繋ぎ止めてくれて有り難う…」

クローディアも大きな声を上げて泣いた。周りを憚らず。

「…貴女は、貴女は私の一番大切な友達。
 貴女を一人ぼっちになんてさせないわ。
 大丈夫、大丈夫よ…」

===================================

【GMより】

すみません、大変お待たせしました。ラスト進行その1です!

クローディアの願いはお察しの通りウードに【送って】貰う事でしたが、
皆さんの言葉を受け、翻意しました。

クローディアは遺されるペルシャの事まで考えていませんでした。
また、ペルシャはクローディアの願いを適える為に、
自分の気持ちに蓋をして我慢していました。

しかし、皆さんの熱い呼び掛けを受けてペルシャは本音を告白し、
クローディアもそれを受け入れました!!

レイスはホーントやシンとは違い妄執に縛られている訳では無いので、
こういった心情の変化、成仏をせずにそのまま存在し続けるのは
十分に可能、といった解釈をさせて頂きました。

では場面転換して続きます!

尚、各種ダイスについてですが、
<歌唱>及び<楽器演奏>のダイスは全て受領しました。
シェフィーリア、ウード、エレアノールの歌は、
クローディアやペルシャの心に響いた事でしょう!

予備ダイスについては全て破棄とさせて頂きます、ご了承ください!
メンテ
【進行9.5】新しい朝。 ( No.64 )
日時: 2013/01/07 21:58:55
名前: テッピン@GM 

翌朝。

5人は支度を整え、避難所の玄関に居た。
朝風呂に浸かり、朝食も摂って快適な事この上無い。

「皆さんには感謝の言葉もありません」

クローディアが、深々と頭を下げた。

「過去に囚われ、ただ漫然と時を重ねてきた私に、
 新しい道を教えてくださいました」

その顔は、晴れ晴れとしている。
まるで、生きているかのように。

「私は此処でペルシャとの生活を楽しむ事にしました。
 ええ、今迄とは違いますよ?」

クローディアはにこりと微笑む。

「差し当たっての私の目標は、
 ペルシャに素敵なお婿さんをお迎えする事です」

きっぱりと、とんでもない宣言をして見せた。

「!!???」

この予想外の一撃に、ペルシャは絶句する。

「な、な、な、何言ってるのクローディア!?」

「何もも何も。私は貴女の幸せの為に言ってるのよ?
 貴女は私と違って自由に外と行き来出来るのだから、
 たまには遠出してもいいから素敵な殿方を捕まえてらっしゃいな」

クローディアはしれっと無茶な事を言う。

「貴女が素敵な相手を見つけて、ルミナスで新しい家庭を築いてくれる事。
 それが、私の新たな願いよ」

そう言うと、クローディアは笑った。
その表情に陰は無い。

「…全く、とんでも無い事になっちゃったよぉ!」

慌てふためくペルシャも、何処か嬉しそうだ。

***********************************

「ウードさん、一方的に思慕をお向けしてすみませんでした。
 ですが、昔の事を差し置いても、貴方は十分魅力的な方ですわ。
 ええ、きっと私がただの若い娘でも、きっと一目惚れしてしまう位の」

クローディアは、ウードに語り掛ける。

「ペルシャじゃないけど、私も素敵な殿方をお探ししようか、
 なんて考えてますのよ」

この広い世の中、何処かに生霊の男性が居てもおかしくは、ない。

「エル、貴女の優しさには救われました。
 貴女が居なければ、私は傍にある大切なものに気付けなかった…」

しみじみと呟くと、祈りの言葉を捧げる。

「今、貴女が大切にしているものが、今後も共に有る様に。
 大地母神様の祝福が、どうぞ有りますように」

続けてオートにも。

「オデロさん、貴方はとても不器用な方ですね。
 そして、とても優しい方」

耳元にすっと近づき、囁く。

「ですけど、優しいだけではいけません。
 見守るだけでは、何時か大切なものを溢してしましますよ?」

―――ですから、強く抱きしめて離さないでくださいね。
エルとの仲、是非ご報告に来てください。

「シェーリィ。貴女と指したチェスの事、私忘れてませんのよ」

一方、シェフィーリアには意味有りげな表情を見せる。

「次は負けませんわ。次は勝って見せますから。
 私、こう見えても負けず嫌いなんですからね」

一度むすっとしておいてから、にこっと笑う。

「ペルシャにお願いして、おいしいお菓子とお茶を用意しておきますわ。
 ですから、是非指しに来てくださいな!」

最後にパック。

「貴方の奇想天外ぶり、ペルシャが嬉しそうに語っていましたよ。
 あの娘があんなに喜んでいるのを見たは本当に久しぶりでした…
 重ねて感謝致しますわ」

礼を述べてから、またしても耳元に近づく。

「パックさん、貴方は種族と年齢を超えた愛情が成立し得るか、
 どう思われます?」

囁かれたのは唐突な問い。
クローディアの視線の先には、ペルシャが居る。

「今のはお聞き流しくださいな。本人の気持ち次第ですから」

うふふ、と口に手をあて微笑む。

「…さて、長々とお引止めしてしまいましたが、
 一晩お付き合いくださり有り難うございました。
 またのお越しをお待ちしてますわ。

 近くを通りがかられた際には是非お寄りください。
 その際には私ルミナス城主クローディアが、 
 友人として篤く皆さんをおもてなし致します」

***********************************

クローディアと別れ、ルミナス城へと戻る。
雪はすっかり止み、辺りは一面の銀世界。
朝陽を受けて雪は輝き、光が乱反射して眩いばかりだ。

「ボクからも改めて礼を言うよ、有り難う」

《変身》を解いて本来の姿に戻ったペルシャは、
ひょこひょこと四つ足で歩きながら言う。
通訳を介するのが面倒なので《言語》の呪文を用いて共通語で喋っている。

「まあ、彼氏を見つけるかは、ともかく」

一瞬パックの事を見やるが、すぐ元に戻る。

「クローディアのお許しも出たし、たまには街にでも出掛けようかな…」

急に跳躍して、シェフィーリアの腕の中に収まった。

「久しぶりに人間の街へ行きたいな。連れて行ってくれる?」

何と驚きの提案をするのであった。

「えへへ。ボク、こうやって誰かの腕の中で丸くなるの大好きなんだ」

そう言うと、ゴロゴロゴロと喉を鳴らして瞳を閉じる。
 
「そう言う訳で、もう少しだけ宜しく!」

5人は、こうして5人と1匹になった。
賑やかな旅は、更に賑やかになった事だろう………

***********************************

5人が何かの折にルミナス城へ出掛ければ、
クローディアとペルシャは喜んで迎え入れてくれるだろう。

おいしい料理を振る舞い、香の効いた温かい風呂と、
柔らかい羽毛の寝台を提供してくれるだろう。

5人は知っている。ルミナス城は只の廃墟では無い事を。
心優しき主従が住まう、緩やかな時の流れる空間である事を。

                                −了−

===================================

【GMより】

これにて『あなたはだあれ?』完結です。お疲れ様でした!

【報酬の件】

○経験点:800点+1ゾロ(各自申告)
 ※《スワローテイル》のメンバーは更に+100点
○ルミナス城主クローディアと従者ペルシャとの友情

となります!

【解放処理の件】

他セッションの応募期間を鑑み、先んじて皆さんを解放処理しました。
ですが、〆の投稿は皆さんの任意で行って頂いて結構です!
しばらくスレッドは開けておきますので、是非ご投稿ください!

それと、本セッションはGM報酬は「評価式」となっております。
お手数ですが、〆の投稿ないし会議室にて、本セッションの評価を
付けて頂きたく願います。
勿論、感想なども併せて頂けるととてもGMは喜びます!

感想及びネタバレは、後日会議室に投下させて頂きますね!

2週間+のんびり進行な筈で始まった本セッション、
気がついたら怒涛のジェットコースターセッションになってしまいました!
3週間強の間お付き合いくだあり有り難うございました。
厚く御礼申し上げます! 
メンテ
女城主と猫のいる城 ( No.65 )
日時: 2013/01/08 19:58:37
名前: ウード 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=448

>「ボクはっ、クローディアと別れたくないっ!」

> だから。だからお願いクローディア、置いて行かないで。
> ボクを一人ぼっちにしないでよぉぉぉぉ」

>「…貴女は、貴女は私の一番大切な友達。
> 貴女を一人ぼっちになんてさせないわ。
> 大丈夫、大丈夫よ…」


クローディアとペルシャは、おたがいを支えあうとともに、
おたがいを縛っていたのかもしれないな。

だけど、それも今日までだ。
明日からは、新しいHarmonieを奏でよう。

-----

>「…さて、長々とお引止めしてしまいましたが、
> 一晩お付き合いくださり有り難うございました。
> またのお越しをお待ちしてますわ。

> 近くを通りがかられた際には是非お寄りください。
> その際には私ルミナス城主クローディアが、 
> 友人として篤く皆さんをおもてなし致します」


「ああ、またきっと、仲間たちと寄らせてもらうよ。
 そんときゃ、五百年前の流行り歌でもうたってくれよな」


そういって、片手でエルの頭をがしがしして、
もう片方の手でオートの首を強引に引き寄せる。

きっとまた来るさ。
時を越えた友人クローディアとペルシャがいるこの城に。

さあ、いつものやつを言おう。
いっしょに時を越えるべき仲間たちと。


「こんごとも…」

「スワローテイルをごひいきに!」

-----
PL:
みなさんお疲れ様でした!

・経験点800+100
・ルミナス城主クローディアと従者ペルシャとの友情

受領しました!

感想などはまた後程!

【2013/01/08 21:13:42 投稿者修正】
メンテ
今は未来の想い出 ( No.66 )
日時: 2013/01/08 21:32:52
名前: パック 

>「パックさん、貴方は種族と年齢を超えた愛情が成立し得るか、
 どう思われます?」


 耳のそばでささやかれた甘く、くすぐったい声。

 
「美しいものに種族の違いなんてないよ。


あと・・・、例えば517歳と17歳。
培った知識と経験、それ以外に何が違うというんだい?」

にやりと笑う。


 ルミナス城に戻り、言ったペルシャに。

「気にすんな。

友達の力になりたかっただけのことだからな。」

 自分の頭の上で手を組み、朝の光に目を細める。

 自分だけの心の中で誓う。


 ・・・いつか、この城を手に入れる。

 お金でも領地でも構わない。

 そして、クローディアとペルシャ、これから二人と出会う様々な出会いのために。
 
 




PL:多くを書こうかと思いましたが、これで締めにしたいと思います。
パックの一つの目標としてルミナス城を手にする(クローディアとペルシャが気兼ねなく過ごせるようにする)

なんにしても皆様お疲れ様です!
年齢の件は書いてみたかったセリフ!!
ありがとう!テッピンGM!

【2013/01/08 21:33:41 投稿者修正】
メンテ
過去と未来の問を、今日に追いて ( No.67 )
日時: 2013/01/08 22:30:31
名前: オート・メララ 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=446

>「ですけど、優しいだけではいけません。
> 見守るだけでは、何時か大切なものを溢してしましますよ?」


「えっ…!?」


思わずクローディア殿の顔を見、
すぐさま目を背ける。

いかん。
情報は何処までモレているのだ?


「な、なんのことやら…」


実に情けなくうろたえながら、なんとか誤魔化そうと
無駄な抵抗を試みる私であった。
いかんなぁ…

.
.
.
.

>―――ですから、強く抱きしめて離さないでくださいね。
>エルとの仲、是非ご報告に来てください。


それが実際に聞こえた声だったのか、
いたずらっぽいルミナスの姫の表情に見えた、
私の想像のメッセージだったのか。


「まだ少し、もう少しだけ
 このままで…な」


あの時クローディア殿にどう返せばよかったのか。
これから私はエレアノールをどうしたいのか。

未だこの問題は私にとって、
分かっていながら選べぬ問であり続けている。


────────────────────────────────


「なぁウード、そろそろ教えてくれよ?
 お前の本my」


>そういって、片手でエルの頭をがしがしして、
>もう片方の手でオートの首を強引に引き寄せる。


「うわっ、なんだなんだ!?」


機嫌が良いのだろうか。
今日のウードは普段のクールなイメージとは少し違っていた。
いや、もともとこういうヤツだったか…?


「おらー!
 やるなら相手になるぞウード!」


なんとなく、この空気を壊すのもイヤなので名前の件は
後にすることにした。まぁ多分、聞いても教えてはくれないんだがな。
ヒドイ奴め!

ともかく親愛のヘッドロックでもて反撃する。


>「こんごとも…」


「おっと」


今回は事前に察知できた。
じゃれ合いは一時休戦とし、声を合わせる


>「スワローテイルをごひいきに!」


「ごひいきに!」


────────────────────────────────
-PLスキュラより-

引用したいことが多すぎて多すぎて、結局大幅カットとなったスキュラです。
いやー読み返すと口角が上がりっぱなしです。
楽しかった!


感想は後日として、

・経験点800+100
・ルミナス城主クローディアと従者ペルシャとの友情

以上、確かに受領いたしました。
GMもPL皆様も、お疲れ様でした&ありがとうございましたー!



────────────────────────────────
────────────────────────────────


「おのれぇ…
 結局ナデナデ出来なかったぞ」


シェフィーリアの腕の中で、ゴロゴロと機嫌よく唸るペルシャ…
羨望の眼差しを、私は自分で抑えることができない。

猫派三つ巴の争いはパックとシェフィーリアによる決勝戦となり、
私は脱落を余儀なくされたのだった。


(チェスだけではない。次は負けぬ…!)


今度城に来るときは、きっとマタタビを買ってこようと誓う私であった。

【2013/01/08 22:33:16 投稿者修正】
メンテ
今、この瞬間が ( No.68 )
日時: 2013/01/09 00:20:46
名前: エレアノール 
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=445

「よかったね…うん、うん…」

わたしもつられて泣いちゃった。

友達とお別れするっていうのはすごくかなしいこと。そんなのイヤに決まってる。
いっしょにいたいのならいつまでもいっしょにいたらいいんだ。

いつかお別れしなきゃいけない時が来たとしても、それは今じゃないから。
いちばん大事なのは未来とか昔じゃなくて今だってわたしは思うなあ。


ーーーーーーーー


>「エル、貴女の優しさには救われました。
> 貴女が居なければ、私は傍にある大切なものに気>付けなかった…」

えへへ、そう言われると照れちゃうな。

「ううん、わたしは何もしてないよ。
一番がんばったのはペルシャちゃんだよ」


ペルシャちゃんのほんとの気持ち。
その気持ちのおかげだよ。


>「今、貴女が大切にしているものが、今後も共に有>る様に。
> 大地母神様の祝福が、どうぞ有りますように」

「うん!クローディアも!」


大切なものっていつもそばにあるから、大切だーって思わなくなっちゃうんだよね。
なくしそうになった時、初めて大切だって気がつくの。
だから、わたしのまわりにある色々なものをぜんぶ守って行こう。なにもなくしたりしないように。



「こんど来た時はもっとすごいお話聞かせてあげられるようになるよ!
あ、そうだ!歌、歌もいっしょに歌おうね!」




>「こんごとも…」
>「スワローテイルをごひいきに!」

「あー!ウードひどい!
今日はわたしが言おうと思ってたのにー!」

でも気持ちいいからいいや。
やっぱり頭を撫でられるの、好きだな。
こういう所が子供っぽいのかもしれないけど、やっぱり好き。

>「ごひいきに!」

せめてこっちはちゃんと言わないと!

「ごひいきに!」



ーPLー
では皆様お疲れ様でしたありがとうございました!
感想等は相談版に!

・経験点:800点+100(PTB)点
・ルミナス城主クローディアと従者ペルシャとの友情

受領いたします!
メンテ
それは、とある冬の日の物語 ( No.69 )
日時: 2013/01/09 00:24:47
名前: シェフィーリア  < >
参照: http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=481

一人にしないで、と言って泣くペルシャちゃんを、抱きしめるようにクローディアちゃんが動いた。

>「…貴女は、貴女は私の一番大切な友達。
> 貴女を一人ぼっちになんてさせないわ。
> 大丈夫、大丈夫よ…」

立ち上がって、あたしもペルシャちゃんの白くてふわふわした髪の毛を撫でる。
ゆっくり、ゆっくり、と。
クローディアちゃんの動きに合わせるようにして。

「パックの研究内容は、決まりじゃない?
 50年かけて見つけなくっちゃ。

 レイスが、お日様の元に出られる方法」

ねーっとクローディアアちゃんとペルシャちゃんに笑いかける。
二人を楔から解き放つんでしょう?
頑張ってね!

 * * *

翌朝。
エルちゃんとクローディアちゃんと一緒に、コイバナをした。
ペルシャちゃんは興味がないのか、猫の姿に戻ってベットでうとうとしていて可愛かった。
聞いたら多分、オートさんあたりにすごい目でにらまれそうだから、内緒。

さようならの挨拶をする。
挨拶の場所は、避難所の玄関。
レイスであるクローディアちゃんは、お外には出れないからね!

>「差し当たっての私の目標は、
> ペルシャに素敵なお婿さんをお迎えする事です」

>「な、な、な、何言ってるのクローディア!?」

「あはは、どこかでツインテールキャットさんに会ったら、伝えてみるね」

子猫子猫。
楽しみ!
二人のやりとりは無視して、クローディアちゃんにウィンクを飛ばす。

クローディアちゃんは、一人一人に声を掛けている。
丁寧だなあ。真似しないとなあ……うん、今度は一人で来て、色々教えてもらおう。そうしよう!

>「シェーリィ。貴女と指したチェスの事、私忘れてませんのよ」

そう言ってクローディアちゃんは意味ありげな表情をする。
……もしかして、信じてるのかしら。パックの戯言を。

>「次は負けませんわ。次は勝って見せますから。
> 私、こう見えても負けず嫌いなんですからね」

うーん、多分、普通にやったらあたし負けると思うんだけど。そうね。

「いいよ!
 ……何となく、クローディアちゃんの指し方も分かったし、きっとまた、あたしが勝つよ!」

クローディアちゃんは、あたしに負けて、オートさんとウードさんと、エルちゃんに勝ったのね。そして、パックと引き分けだった。
だから多分「じょうせき」と呼ばれるようなことを覚えて、「そうじゃない」指し方をすればいいのだろうと思う。

信じさせてあげるのも、詩人のオシゴトの一つ、だもんね!

 * * *

戻ってきましたルミナス城!

「うわあ! エルちゃん、雪合戦しようよ! ……オランについたら!」

流石にここでやったら風邪をひくと思う。
だから、オランについたら。……あ、でも、オランにつくころにはとけちゃうかなあ。悩むー!

>「ボクからも改めて礼を言うよ、有り難う」

エルちゃんを誘いながら悩んでいたら、にゃんこの姿に戻ったペルシャちゃんが、あたしの腕の中に飛び込んでくる。

>「久しぶりに人間の街へ行きたいな。連れて行ってくれる?」

「いいよー、いこういこう!」

ペルシャちゃんを抱っこしてるから、雪合戦はお預けだ。
仕方ないよねうー、ふかふかー!

「ねえオートさん、パック。魔法使いって、使い魔連れてるんでしょう?

 あたしが魔法使いになったら、ペルシャちゃんがあたしとお喋りしてても、不自然じゃないかな?」

腕の中のペルシャちゃんをぎゅーっと抱きしめながら、そんな事を聞いてみる。


――――――――――――――――――――――
PL@りん;

皆さんお疲れ様でした!

ペルシャちゃんをもふりつつ、魔法使いになろうかと考えてみます。
…遠いけどな、魔法使い3レベル…
経験点9000点…! ま、ぼちぼち行きましょう。

りん@シェフィーリア : 歌ってみた 2D6 → 5 + 5 + (4) = 14 (01/09-00:17:32)

帰り道、作ってみたルミナス城のお歌を歌いながら帰ります。

――――――――――――――――――――――

それは、とある冬の日の物語
雪降る夜の、物語

お仕事終えた帰り道、雪のお姉さんがおしゃべりしてる
気が付いたときには、もう遅い
耳をふさがれ目をふさがれ、心までふさがれそうになっちゃった
けれどふさがれるその直前に、見えたのは古いお城

遥かなる遥かなる昔には、白亜の城と呼ばれただろう
けれどそれは今は昔

お城の中には お姫様
透き通る美貌のかの姫君は 
美味しいお茶とお菓子でもてなしてくれた

側に仕えるは
ふわふわ ふかふか
ツインテールキャットの、おじょうさん
メンテ

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