投稿者: ラティーナ・ルベライト
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奈落を消滅させてから数日が経ち、私はハーヴェスに戻ってきていた。
今回も大変な冒険だったから少し、休むのもいいかもしれない。最近冒険者の仕事で大分お金も溜まってきたし、両親へ何かプレゼントするのもいいかもしれないなぁ…
「そうと思ったら、行動あるのみ!」
散歩していたその足を止め、その足を商店街がある方へと進める。
商店街へと近づくにつれて人が多くなってきた。いつも通っている商店街なのに今日に限って少し違和感があるように感じた。なんでだろう?
その正体はすぐに気が付いた。人ごみの中に見覚えのある後ろ姿があった。
「あれは…ハクさん?眼帯は…あっ…そっか、私が持ってたんだ。」
今はほとんど物が入っていない背負い袋、そこから送還前に彼からもらった眼帯を取り出し、その後ろ姿を無意識に目が追いかけている。
そして気が付くころには私の足も後ろ姿を追いかけていた。
追いかけてはみたが、見失ってしまい、親へのプレゼントのことも忘れて帰ろうとしたところ、冒険者向けの店から出てくる眼帯をつけたハクさんを見つけました。気が付けば傍に駆け寄っていて、
「ハクさん、こんにちわ!お買い物ですか?」
あれから日はそんなに経ってないのに、すごく久しぶりな感じがする。
何だろう…この気持ち…
あの時のお菓子作りの時から私、何か変な気がする。
と、とりあえず、不自然にならないように振舞わなきゃ…
「えっと…ハクさんが良ければでいいんですけど、ついていって……いいですか?」
って、何言っているんだろう私!?これじゃ…まるでデートしようとしてるみたいじゃない!?
あれ?何だか体が熱くなったような気がする……
*****
PL:音紅より
参加させていただきますね〜
恋を知らなかった純粋狐、奈落前線で作ったお菓子はラティ自身は無意識のうちに作ってましたw(無意識って怖いねw)
今までは仲間としてすごく頼りがいのあるお兄さんって感じで、今は…おっとこの先のことは神のみぞ知るってやつですよw(違うそうじゃない)