[37] 冬の訪れ(11月上旬 自然公園)

投稿者: ラティーナ・ルベライト

「寒くなってきたなぁ〜」

秋の残暑が過ぎ、冬の訪れを感じ始めた。今日この頃。私は手を冷やさないように両手を擦り暖を取りながら、今日も今日とて商店街を手提げ袋を提げて歩く。
今日はお店は定休日なので、家でのんびりもいいですが、外に出てのんびりするのもいいなと思い、近所の商店街を歩いているところです。
商店街を歩いていると、商店街の人たちや冒険者の視線が自然とこちらに向く。
何か恥ずかしく感じちゃうなぁ…
誕生日を迎えたと同時に冒険者ランクを【センチネル】に昇格して一層、私を見る目が羨望とか尊敬するような眼差しでちょっと気苦労しそうです。


冒険者として憧れられるのは悪い気はしないけどね。
でも、私は私。何ですから。
冒険者じゃなかったらただのカフェの店員の一人でただの小娘程度でしょう。
それに……冒険者にならなかったらいろんな人と知り合うこともなかった。


「…でも、稲荷姫って呼ばれるのは恥ずかしいな…」

誰にも聞こえないように呟くと溜息を一つ吐く。
冒険者になってよかったことを思い返すけど、実力に伴った冒険者には自称・他称で二つ名がつけられることもあるらしい。
私は自称で【一途な剣】ってつけたはずなんだけど…いつの間にか…いや、正確には私の血筋が関係する依頼をこなした後から【稲荷姫】と呼ばれ始めた気がする。



いろいろ考え事をしてるとハーヴェスでも自然が多い区画についた。山に森に、畑にと自然と人工的な物が少ないこの場所は私のお気に入りの場所。
腰を掛けるのにちょうどいい岩を見つけて、手提げ袋を置いて、中からとあるものを取り出す。
それは、5色位の毛糸と棒編みとその他裁縫セットだ。


「うーん…何を編もうかな〜?手袋?いや、やっぱりマフラーかなぁ?」


裁縫って実は初めてだったりする。でも、何事も挑戦って大事って。父様が言ってたので、見習ってみようと思う。
料理だけを極めるのもいいけど、他の趣味を作ってみるいい機会かもしれないからね。

「さてと、どんなものができるかな?」


私は毛糸と棒編みを使い、編み始める。
何ができるかは神のみぞ知る…なんてね。


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PL:音紅より

数億年ぶりに日常日記書いてみました。時系列的にはアビスで呼ばれる直前のと言う感じです。
今回は料理じゃなく、他の趣味を見つけるためのお話です。家事スキルは高いラティですが、裁縫とかは実はやったことがないのです。
何が完成するかは少し時間をおいてから続きを書くことにします。

もちろん、絡み等はご自由にどうぞ〜

[38] 冬に思う(11月上旬 自然公園)

投稿者: フロワレア

10月を過ぎ11月ともなると風は青い色を深め群青の吐息で通りを歩く諸人の肌を刺す。
まだ、空から白い妖精たちが訪れて居ないというのに気の早い女王のため息に通りを歩く人たちはすっかり疲弊してる様に見えた。

夏に咲いて日差しに背伸びする私にもこの季節は辛く暗い気持ちが心をに影を落とす。
ああ、あと何回私は春を迎えられるのだろう。
白く染まり出すこの年末は私にとっては死への一里塚でもあるのだ。

「はぁー」

息を吐いて手を温める。手袋なんてしない。
だってそんなものしたら絵が描けないから、でもかじかんだ手でも筆は踊ってくれない。
街の喧騒は暮れる年月の悲しみを振り払うかのようににぎやかだ。
誰も彼もが冬にそっぽを向いたからこんなに女王は憂鬱気なんだろうか?
そんな彼女に貴女を見ている人もいると告げる様に私は人混みは離れ先へ先へと進んで行く。
決して離れすぎないように、彼女の少し後ろを歩いて。
気が付けば周りに色は無く薄れていく秋の七色が私を見送っていた。

>「うーん…何を編もうかな〜?手袋?いや、やっぱりマフラーかなぁ?」
>「さてと、どんなものができるかな?」

ふと、豊かな稲穂の色が冬に混じる。
ちょっとふんわりして、優しい音色。
おや、此れは。奇妙な偶然もあった物だと私はその狐さんに声をかけるのだ。

「ラティ、ちーすちすちす。
此処であったが世界終焉、縁の触れ合うも淵の内。
そんなところで何してるの?」

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PLめぐり
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