投稿者: ヴルーヒル
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ヴルーヒルは試しに住宅街にやってきてみた。同じような造りでできた石造りの家が建ち並んでいる様子は整っていて綺麗だと感じる。ふと立ち止まり辺りを見回すと故郷であるセールの街の住宅はどれも大きく派手だったのを思い出す。彼はある意味異国の地に居るのだった。
「綺麗な街だなぁ、、、」そう呟くと、近くに居た壮年の人間と目が合った。ヴルは彼が(褒めてくれてありがとな)と微笑んでいる気がしたので、ふと笑みを返しつつ軽く会釈して歩を進める。
ヴルは何となく温かい気持ちになって、冒険者となって良かったな。とセールの街を懐かしみながら、散歩と称したハーヴェス王国探索を進めるのだった。